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オランダ フリゲート艦 "Zr. Ms. Tromp"

 出島岸壁にグレーの船が見える。また自衛隊の艦かなあ、とおもって調べたら、違った。あれはオランダのフリゲート艦「HNLMS Tromp(F803)トロンプ」であるらしい。

 薄曇りの夕方、艦に近寄って少し写真を撮ってきた。機材は先日のと同じNikon D7500、レンズはSIGMAの30mm F1.4 DC HSMです。
 オランダ国防省のニュースによると、このトロンプは東シナ海を航海中の6月7日、中国戦闘機2機に周囲を旋回されたという。さらに、巡視中の同艦のNH90海上戦闘ヘリコプターに中国戦闘機2機と、中国ヘリコプター1機が接近したという。コバエみたいに周りをブンブンされたんですね(失礼)。

オランダ国防省|トロンプが6月に中国機の接近を受けたことを報じる記事

*

とても大きい

 Curaçao Chronicleというウェブサイトの記事には、トロンプはオランダ海軍がもつ4隻の防空・指揮フリゲート艦のうちの1隻で、高度なレーダーと兵器システムを装備し、航空脅威を探知、追跡、無力化することができる艦なのだという。

 そしてこのトロンプは<Pacific Archer '24>と名付けられた任務のもと、ことしの3月9日から6ヶ月をかけて、世界を一周するのだそう。
 配備されている(中国機に嗅ぎまわられた)NH90ヘリコプターと200人以上の乗組員とで、同盟国やパートナーと協力し、演習をおこない作戦に備える予定で、地中海からインド太平洋を経て(今ここ)、カリブ海と大西洋を経由してことし9月に帰還予定、と記事にある。

 キュラソー・クロニクルの記事には、オランダ国防省による任務の詳細なんかが書いてあるので、興味があったら見てみてください。


Zr. Ms. Trompギャラリー

*乗艦不可(あたりまえか)
NH90ヘリコプター(たぶん)と三色旗
百合の紋章がついたバッジ

 乗組員らしき人たちは、タバコを片手に艦のなかでくつろいだり、長崎市内に出かけたりしていました。出港は明日だそう(2024年6月14日)。


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片山 緑紗(かたやま つかさ)
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