思うところがありまして
珍しく日に2度の更新です。
チョコレートの記事を、昨夜投稿するつもりで作成していたところ、友人たちから誘いのメッセージが入り、途中でやめて出かけちゃったんです。それで、チョコの記事投稿が今日になりました。
メッセージがきたときには、部屋着でのんびりしていたし、外は暑いし、仕度して出るの億劫だな、とおもいました。
でも、集合場所を聞いて出てみることにしたのです。その場所の夜景を写真に撮れるな、そういう思惑が湧いてしまったのです。
それで、カメラと小さな簡易三脚を持って出かけてきました。
友人たちといっても、普段あまり会う機会がないし、下戸の私は夜の誘いをパスすることもけっこうあるから、会うのはすごく久しぶりでした。同年代ばかり、みんな家庭があるからそういう話題が多いです。
時間が経って、程よく(かどうか知らないけれど)アルコールのまわったころ、メンバーの中で子どもを持たない子(Yとする)が、周りからあれこれ言われることについての不満みたいなことを口にしました。
世間によくあるやつで、結婚以来子どもはまだか、どうしてつくらないのか、そういったことを度々言われることに嫌気がさしてる、そんな感じのことでした。
友人Yは、ひとり身の私が同系統の質問(結婚はまだか、子どもが欲しくないのか)、などなどを言われ続けて、自分と同じようにうんざりしていると想像してだろうとおもうんですが、どこか共感を求めるふうなそぶりをみせました。
まあ、他人からも家族・親類からもそんな質問(詰問かもしれない)を受けないということはありません。それなりにあるものですよね。
でも私としては、そういうのをとても嫌だとも感じていないようなところがあります。こんな生き方をしていれば、そういう類の質問は想定されるものだし、そういう質問を投げつけてくる人というのはいるものです。
それは親心かもしれないし、経験から出たものかもしれないし、単なる好奇心かもしれないし、あるいはゴシップ好きや世話焼きといった、色んなところから出てくるもので、言ってみれば全て余計なお世話ですね。
例えばそういう質問や疑問をボールみたいなものとしたとき、私は両手でしっかり受けとる前に、ぽんぽんと跳ね返す、そんなイメージでてきとうにあしらってきたようにおもいます。
こういうふうに生きているのは理由があるというか、こういうふうにしか生きられないというか、それは成り行きかもしれないし、意図したところもあるかもしれなくて。
要するにいつ、どこの時点でどういう進路をとってきたのか、記憶が曖昧なところもあったりして、そしてこの先もある程度は、成るべきことがなっていく、まあそんなようなものだとおもっているフシがあるから、私としても答えようがなかったりするのです。
先に、特に嫌だとも感じていないと書きましたが、もしかしたら忘れちゃってるだけで、以前はそう感じたこともあったかもしれないですね。
だけどこちらがどれだけ嫌とおもったって、聞いてくる人は聞いてくるし、そんなのにいちいち腹を立てているのも疲れるから、だんだん開き直るようになったのかも。
友人Yは、ぜんぶのボールを一つひとつ真面目に受けとって、溜め込んでいるのかもしれなくて、それはたしかに苦しそうです。
いつものように思考が追いつかない私は、その会話のときもてきとうに返事しちゃって、いまごろになって反芻しているところなんですけれど、さっきそういう質問に対する丁度いい返答をおもいつきました。
それがタイトルにつけた、「思うところがありまして」です。
実際、人間というのはそれぞれいろんな事情があるのであって、それをいちいち生真面目に説明するのは面倒ですし、する必要もないとおもうわけです。
だから、その話題のとき以外には放ってきた本人だって忘れ去ってしまうような好奇な質問なんかには、ただ一言「いやあ、思うところがあってそうしているんですよ(あはは)」くらいで済ませておけばいいんだとおもいます。
友人Yにこの金言(そうか?)を授けられなかったのは残念ですが、これからは私もこの方針でいこうとおもいます。
ついつい社交を億劫がってしまう私ですが、たまに気もちを奮い立たせて出かけてみると、いつもとは違った風景を見られるなあ(たまにでいいけど)、そんな週末でした。
では、そんな世間話から一時抜け出して撮った写真でも貼りつけて、おしまいにします。
せっかく集まったのに、こうやって勝手な行動をして、それでも眉間にシワをよせない友人というのはありがたいですね。
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今日の「リロ」:何気なしにDesney +で『リロ・アンド・スティッチ』を流しました。リロはちょっと個性的な女の子で、だからあまり同年代の子たちと合わずにいつもひとりで遊んでいるんですね。
生物兵器の試作品626号(スティッチ)と出会ってから、ふたりでつるんで色々面倒を起こすんですが、個性的で孤独で元気いっぱいのリロはなかなか魅力的な女の子で心がなごみます。
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