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おとずれ

 週末にあたる12月1日の夕方を、何日もたのしみに待っていた。その数日前に起こったできごとによって、私はとてもしょげていて、そのぶんよけいに待ちわびていた。
 何日かぶりに心からやすらげる時間を過ごし、翌日を経て、きょう12月3日は待降節のはじまりだ、と気がついたのが夕方のこと。

 カトリック教会では、今日からAdventといって、キリストの降誕を祝う準備に入る。1年のはじまりともされる日で、今年は25日が月曜日だから待降節の期間が短い。

 Adventとはラテン語のAdventusからきているそうで、「到来・来臨」といった意味をもつらしい。きょう私は、この言葉にふさわしい体験を得た。それは冒頭の部分にも関係していて、ありがたいことに今はすっかり平和でおだやかな状態に身をおいている。
 それはあるひとによってもたらされた部分が大きく、私はこのことと、それ以前からの広くあたたかなその存在にふれていることへの感激でいっぱいです。

 ここにくるまでの出合いのいろいろをおもうとふしぎに感じられることもたくさんあって、そんなののかけらのいくつかを手のひらにのせてしみじみしているような気分。

 こんなにめぐまれていながら、すきな12月中にも、たのしいことがたくさんあるといいな、などとずうずうしくおもっている。

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今日の「アイス」:灯油缶を持ち上げてみたら、1週間分くらいの灯油がのこっていました。昨晩寒かったからことしの初ストーブを点火したらアイス食べても平気なくらい部屋が暖かになった。

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片山 緑紗(かたやま つかさ)
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