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電気主任技術者、電気保安管理の理想と現実をご紹介

こんにちは、電気保安管理の経験からお伝えしたいと思います。

今、電気人材が不足していますが、巷で、実務経験、現場経験がないと見られる
方が、電験取れば一生安泰、イージーモードという、SNSも見かけます。
電験ドリーマーと呼ばれる方々も散見されます。

果たして本当か、私の個人的な経験を述べます。

ちなみに私もその文句に踊らさせられてここまで来ました。

そこで、今回はそれが正しいのか個人的経験から、判断します。
①一生安泰か
②時間融通聞くのか
③老後も働けるか
④儲かるのか
⑤資格さえとればいいのか

①一生安泰か
一生安泰まで謳ってるSNSは無いと思いますが、あったとしたら嘘です。
未来の事は分かりません。
電気主任技術者もAIに置き換われられる可能性もゼロではありません。

ちなみにリレー試験とかの機器操作を思い浮かべる人がいますがあれは、副業です。
また、自分でやれば、その分経費が浮くからやってるだけです。
10年前から、メーカーに依頼すれば、自動試験されますし、
最近自動試験機が売られ始めてます。

日々の努力、創意工夫が無ければ困難な状況が訪れるかも知れません。

②時間融通聞くのか
これは期待しない方が賢明です。
電気主任技術者や保安協会勤務はサラリーマンですので、
サラリーマンと思じ時間の勤務となります。

個人開業の方においても、契約すると24時間責任がかかります
また、停電しての作業は土日夜間がほとんどです。
だから、出産や育児関連でこの業務を考えてる方は注意してください。



③老後も働ける
確かにご高齢で現場に出てる方はいます。
前述の様に、未来の事は分かりません。
この仕事が数十年後もあったとしても、
体力的に自信が有ればと条件付きだったりします。
10キロ以上ある機材を、複数使用するのが現状ですので
10キロは軽々という方でないと難しいです

④儲かるのか
これは巡り合わせや、営業力によります。
沢山のお客様と契約すれば売り上げが経ちますが
24時間責任がかかります

⑤資格さえ取ればいいのか
電気主任技術者は、国が認定した技術者として
電気関係法令、及び技術的に判断する必要があります。

判断するには、色々な経験を積む必要がありますし
色々な経験を積むには色々な資格を取得する必要が出てきます。

以上から、電験資格だけでは困難
個人的な見解では無理だと思います。
千歩譲って、運転免許と電気工事士は必要でしょう

SNSによって騙される事なく、地道な経験を積まれて電気主任技術者、
電気保安につかれてください。

この仕事は安全な仕事ではありません。

今後どうすればいいか、個人的に考えた事で記事を上げたいと思います

実際の日常スケジュールや経験の積み方等について記事を投稿していきますのでよろしくお願いします。

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※免責事項 読者の方々の転職、独立、職業選択及びその結果については一切責任負いかねます旨ご了承下さい。
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ブログもやってます。こちらは電気主任技術者時代の実務紹介です。
ご参考になれば幸いです。

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