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ジュエリーにまつわるストーリー ブライダルリング編 その1

こんにちは。

ジュエリーに関する記事の「ハート」がじわじわ伸びていて喜んでいます。
ジュエリー制作に携わっている人に読んでいただけているのもうれしいです。

引き続き、お気に入りの指輪とそれにまつわる物語について書いてみます!今回は、婚約指輪・結婚指輪編その1です。
書きたいことが多すぎて、一つの記事にはまとめられませんでした。(笑)



付き合ったら結婚を意識するのが当たり前だった

前々回のnoteに、「大学生になった頃からペアリングに憧れていた」と書きました。
(前々回の投稿はこちら https://note.com/_20070512/n/nc92b18ecdd2c

私の場合、ペアリングへの憧れは、すなわち結婚指輪への憧れでもありました。
少し脱線しますが、私は物心ついた頃から「純愛主義」で、初恋を実らせて結婚したとか、長い片思いを成就させたとかいうストーリーが大好きでした。朝ドラ「ちゅらさん」の、えりーとふみやくんのような二人に憧れていたわけです。

というわけで、若い頃の私の中では「恋愛のゴール=結婚」であり、付き合ったからには結婚を意識するのが当たり前。

(そういえば、高校生のとき付き合っていた彼氏に「いつか名字を染める」と言われてきゅんとしたことを今ふと思い出した。将来の私が夫婦別姓を望んでいるなんて、当時の私には理解できないだろう。「彼と同じ名字になれて嬉しいわ!うふふ」って思える自分のままで大人になれた方が生きやすかったんだろうな~。)

また脱線してしまいました。「恋愛のゴール=結婚」と考えていた若い頃の私は、彼氏がいるときは常にその人との結婚を夢見ていたので、実際に結婚したのは今年ですが、結婚指輪のリサーチを始めたのは10年以上前です。笑

ただし、前の彼氏と別れてからは恋愛を想起させる物や場所を意識的に避けていたし、今の夫と付き合ってからは「結婚指輪選びの楽しみは結婚が決まってからに取っておこう」と思っていたので、ずーっと探し続けていたわけではありませんよ!

「恋愛のゴール=結婚」という考えでいくと、結婚指輪はゴールに到達したことを示すアイテムです。結婚指輪をつけている人は、「愛する人を手に入れるという輝かしい結果をおさめた人」です。
(今こう思っているわけではないです。)

ちなみに、「恋愛のゴール=結婚=人生のピーク」とも思っていたので、10代の頃は、「25歳ぐらいで結婚して、そこからの人生は緩やかに下っていくんだろうな」と思っていました。だから結婚には憧れつつ、大人になることは楽しみではありませんでした。

こういう人生観だったのは、日本が若さに価値を置く社会だということも関係がありそうです。33歳の今は、「まだまだ上っているなー」という感じ。


結婚指輪をしている人に実生活で出会う

私の両親は結婚指輪をつけていなかったので、身近なところで結婚指輪を目にするようになったのは就職してからです。

新卒で務めた職場は、男性、女性問わず、既婚者はかなりの割合で指輪をつけていて、それも皆シンプルなプラチナのリングだったので、「結婚指輪っていうのはああいう装飾のないプラチナリングが一般的なんだな」というイメージを持ちました。

10年後の私が選ぶのはイエローゴールドがベースの、プラチナは全く使われていない結婚指輪ですがね。
(街を歩いていてもゴールドの結婚指輪をしている人は滅多にいないので、そのレア度も含めて、自分の指輪をとても気に入っています!)

(記憶している中で)最初に「いいな」と思った結婚指輪は、法事のときに会った親戚のお姉さんが着けていた、カルティエのバレリーナ。

(ストレートなデザインもありますが、)このなんとも言えない曲線に心惹かれました。「どこの指輪ですか」と聞いてみたかったけれど、初対面だったので気が引けて実際には聞けず、後日記憶を頼りに調べてたどり着きました。(だから本当にバレリーナだったかどうか、確証はない。でも、多分バレリーナだと思う。)

そのお姉さんご夫婦は二人ともバリバリ働いていて、旦那さんのお母さん曰く「子どもがいないからかいつまでも新婚さんみたいよ~」とのこと。

いつまでも新婚さんみたい(子どもがいないからかどうかはわからない)な夫婦への憧れも相まってか、バレリーナを初めて見たときのインパクトは今でも鮮明に覚えています。


初めて出会ったジュエリーブランドは4℃

大学1回生の時の話です。
当時陸上部でマネージャーをしていて、ちょうど今ぐらいの時期に駅伝大会がありました。昼過ぎに試合が終わって、会場の滋賀を出発して神戸に戻り、夜は三宮で打ち上げ、というスケジュール。

飲み会まで時間があったので、先輩方二人(女性)と三宮をぶらぶらすることになり、向かったのが今は無き「そごう」。
当時百貨店とショッピングモールの違いもよく分かっていなかったのですが、何となくお金を持っていない自分は入ってはいけないような気がして、一人では行くことのなかったそごう。

先輩二人+私なので、どこのお店を見るかの決定権は私にはなく(笑)、ただ先輩の後ろをついてまわるだけ。
2階のジュエリーフロア(国内ブランドが並んでいる)に到着し、二人の先輩が吸い込まれていったのが、4℃です。

先輩A 「クリスマスに何をおねだりするか決めた?」
先輩B「まだ決めてない!2万円ぐらいなら買ってもらえるかな?」
先輩A「いけるんちゃう?あ、これ可愛い!」

こんな雰囲気の会話(あくまで雰囲気)が繰り広げられる中、ガツーンと頭を打たれたような気分になりました。

①先輩はこんな大人な感じのお店に堂々と入れる
②先輩には彼氏がいる
③クリスマスプレゼントにこんなハイそうなお店でプレゼントを買ってもらえる!
④しかも予算は2万円!(当時の私の1ヶ月の生活費5万6000円)

というような点における、自分と先輩二人とのギャップの大きさに面食らってしまい、ショックが大きくて、その後飲み会までどう過ごしたのか、全く覚えていません。笑

この衝撃とともに、4℃が大人な(当時の私と比べて)女性が恋人にねだりたくなるようなジュエリーブランドとして私の心に刻まれたのでした。

さて、そんな4°Cのジュエリーの中でイチオシの結婚指輪はナチュラルグレースです。

メレダイヤの入り方(入っている位置)が特徴的なのと、ウェーブが滑らかなところが気に入っています。


結婚相談所を成婚退会した

27才の年に、とある大手結婚相談所に入会しました。ネット上に流れてきた広告からアンケートにアクセスして、そこからカウンセリング→入会という、完全にマーケティング手法に乗せられた形です。

あまり真面目に活動せず、お金だけを払っているような状態で、2年後、相談所とは関係のないところで今のパートナーに出会い、休会。休会できる期間をフルに使い切った1年後、退会しました。
(結婚相談所体験談も書いたら面白そうですね!)

その結婚相談所では、相談所の活動とは無関係に出会った人との交際であっても、パートナーができたという理由での退会は「成婚退会」となります。

なんだか腑に落ちないなとは思いつつ、退会の手続きを完了し、相談所から送られてきたのが、様々なブランドのブライダルリングのカタログでした💍

「指輪探しは結婚がちゃんと決まってから!」とは思いつつ、届いたものは仕方ない。
カタログを熟読しました。

そこで見つけたのが、前述の4°C ナチュラルグレースです。

その他にも、ラザールダイヤモンドやギンザタナカなど、それまで知らなかったブランドも、この時送られてきたカタログで知ることができました。


指輪探し、始まる

私とパートナーの結婚話はサプライズプロポーズから始まったのではなく、気が付いたら何となく始まっていました。

ある日私が、「最近よく検索しているから、結婚指輪の広告がたくさん出てくるわ」と言うと、パートナーが、「俺は〇〇のやつがいいんじゃないかと思ってるで~」と。

私の内心(パートナーも指輪を探していたんだ、、、!)

こんなわけで、ぬるっと私たちのブライダルリング探しが始まりました。

「私たちの」と書きましたが、指輪探しの実動部隊は私が担いました。
ありとあらゆるブランドのブライダルリングを調べまくり、下見や試着にも一人で何度も行きました。

予約して見に行ったお店:3店舗、合計10回(うち、パートナー同伴3回)
予約なしで下見に行ったお店:記録なし、記憶おぼろげ(笑)しっかり接客してもらったのは2店舗ぐらい。

予約して見に行ったお店
①ダイヤモンドシライシ
②quarant'otto
③bizoux

下見で接客してもらったお店
①ヴァンドーム青山
②TASAKI

海外ブランドも一通り調べたのですが、あまり自分の心がときめくものがなく、下見や試着はスルーしました。

私たちの婚約指輪の予算は30万円程度でした。予算を超えていても、すごく気に入ったものがあればパートナーは買ってくれたと思うのですが、海外ハイブランドで30万円程度だと、ダイヤのグレードなど、かなり妥協しないといけないのかなと思います。(そもそも30万円代だと買えないブランドもありそう。)

私はブランド代にお金をかけるより、ダイヤのグレードにこだわりたかったので、そういった面もあり、海外ハイブランドはなしという結論に至りました。


そもそも婚約指輪=ダイヤモンドなの?

先ほどダイヤモンドのグレードについて言及しましたが、婚約指輪をダイヤモンドにすることも、一応検討の上決めました。

婚約指輪と言えばダイヤモンドの指輪というのが一般的ですが、ダイヤモンド以外の宝石にする、という手もあるなーと思ったのです。

誕生石の指輪を買ったbizouxでは、ダイヤモンド以外の様々な宝石を婚約指輪に仕立てることができます。(ダイヤモンドも、ピンクダイヤを選べます。さすが天然石専門店!)

しかし、誕生石の指輪はすでに持っているし、その他の天然石も、耐久性(ダイヤモンドは硬度10!)や使い勝手の面でなしかな、と思いました。

天然石は水に弱いものが多く、手を洗うときに外さないといけません。
ダイヤモンドであれば、指輪を着けたまま石鹸で手を洗えます。
婚約指輪も日常使いしたいと思っていたので、使いやすさはマストでした。

というわけで、婚約指輪はダイヤモンドに決定!


次回予告と今後の展望

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。次回はそれぞれのブランドを検討した過程を写真などもつけて投稿します!

また、最近ジュエリーについて考える中で、プロポーズについても考えています!
ジュエリー好きな人へのプロポーズってどんな形があるだろうか、ということについても書いてみたいと思っています。

次回も読んでいただけるとうれしいです!

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