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にちようび、書店へ行く。 児童書が並ぶ一角。色とりどりの絵本が並ぶ隠れ家のような場所 足元には極ちいさな人影がポツン。 背中を丸めて膝に乗せた本のページをめくる、女の子がひとり。 低い小さな丸椅子に腰掛け、静かに、たったひとりで、そこに居た。
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『ミニカーって いいっすよね』 そう言いながらニコニコと笑いつつ近づいて来たひと 思えば それがそのひととの出会いの場面だった いつどこで会っても ふいに会っても 見知らぬひとたちに囲まれていても こちらのことを認識したなら いつでもするりと そのままふわりと 笑いかけてくれる ひと