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真夏の昼下がり ホームに停車をしていた電車が まもなく発車するよねぇ と 頭の隅で ぼんやりと思っていた その途端に 座席に 傘を発見!! と 思った途端に 口から 言葉が 飛び出していた! 『傘!!』
電話をたくさん した 非日常 極まりの無い時間を たくさん過ごした 企業への問い合わせ 相談 変更の要請 それはそれはもう 大勢の見知らぬ人たちと 会話をした 顔を 合わせず 最後の最後と もうこれで おしまいにしたい と そっと けれど 心から そう願いつつ 話をしていた電話の向こうから 突然聞こえてきたのは 『 キロク ガ アリマセン 』 と いう 身に覚えの無い 前代未聞の言葉
大概 おおかた ほとんど これらの言葉の指すところ そのちがいは どのくらいなんだろう? 気がかりごと オトナの日々の中 あっち こっち から 望んでいるはずなど ありは しない 気がかりごと そういうものが ある日 ひらりと 飛んでくる
郵便屋さんが来た 待ちわびていた書類の到着 『おそれいります 配達先の記載に間違いが無いか ご確認を頂けますか』 たった これだけ わずかな言動
かつては 想像もしなかった日々の只中にあるのだな と ある日 思った ふと 思った 年長者の人とは なかよくなれる はずがないと 固く そう思っていた でも いつのまにか なかよくなった人は 人生の大先輩 互いの位置を示す数字 それは いつかどこかの誰かが何かの便宜上に定めた もの ただ それだけなのだけれど それでも 時折 その数字に 心が もやもやとすることは アル