一寸先は闇
2022年6月30日23時ごろに緊急搬送されました。
突然、倒れたというわけでもなく自分で救急車を呼びました。
この週の始まりから体の倦怠感や頭痛があり、「先週お酒飲んだし、そのせいかな」と思いつつ、仕事をしていました。週の中頃になって発熱してしまい、ご時世的な問題もあるので流石に仕事を休みにしてもらいました。
PCR検査では陰性で、咳や鼻など風邪っぽい症状も全くなかったのでコロナではなかったと一安心していました。ですが、この日から凄まじい勢いで体調が悪化し、外の気温は30℃を超えているにも関わらず寒くて布団から出られませんでした。ほとんど寝ていたため気付けば外はもう暗く、汗もかいていたため水分を摂らないとと思い、冷蔵庫のポカリに手を伸ばしました。飲んでから数分経って、突如として吐き気に襲われ、トイレに駆け込みました。
それから飲み食いも全くせず朝を迎えました。特に喉が渇いた、お腹が空いたという感覚もなく、ひたすら寒気と頭痛と戦っていました。さすがに水分だけはと思い、これでまた吐いてしまうようなら救急車を呼ぼうと決意しました。(夜遅かったため)
そして、緊急搬送されました。
救急車に乗ってからは安心したのか今まで以上に体調が悪化し、意識も朦朧としていました。ここで初めてただの熱なんかじゃないのかもしれないと思いました。
診断の結果、脳梗塞ということがわかりました。現在、25歳ですがこの年齢で脳梗塞になるのは珍しく、あらゆる検査をしましたが原因を特定することは叶いませんでした。1ヶ月入院することが決まり、2週間ほど前に退院したという流れになります。
入院するまでこれから頑張ろうと色々なことを切り捨てて、頑張っていたのに早速大きな壁にぶつかってしまいました。立ち止まりたくないと入院中何度もパソコンの前に向かいましたが、脳梗塞のせいか”考える”ことが出来ませんでした。考えるために頭の中で色々な情報を集めてもいつの間にか発散していく感じといえば伝わりますかね?スマホや文字を書くのもままならず、このまま治らなかったらどうしようと大きな不安に駆られていました。
退院してからしばらくして仕事が始まり、違和感を感じざるを得ませんでした。元通りには行かず、側から見れば普通なのだろうけど自分の中ではどこか違和感が残ったまま。ここ数日は全部を投げ出したい気持ちでした。家も仕事も何もかも、だって辛いから。
自分で決めたことばかりだけどこうなるとは聞いていない。努力は報われないと言うし、そんなこと重々承知の上でやっている。けれど、そんな簡単に飲み込めるはずがない。それが人間であり、自分なのだから。
ここで投げ出したらもう戻れないという確信がある。人生の分岐点なのだろうとも思う。正しい道はわかっているはずなのに先に進めない。まだここで踏み留まっているだけマシにも思える。
まだちょっと頑張れないからこの分岐点で少し休憩しようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?