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映画を2本撮りました。

あっという間に2年が過ぎてしまいました。
多くの方にページをご覧いただき、恐縮です。
『海のルルル』第二話のシナリオはとっくに上がっていたのですが、なかなか漫画を描く時間がなく、申し訳ありません。

その間、映画を2本撮りました。
1本は『#マンホール』という中島裕翔くん主演のソリッドシチュエーションスリラー。2月に全国で公開され、8月にはBlu-rayやDVDも発売になります。

6月末からは香港でも公開され、今後は韓国、台湾をはじめ、世界各国で公開される予定です。


もう一本は『658km、陽子の旅』という菊地凛子さん主演のロードムービー。こちらは間もなく、7月28日(金)から全国順次公開になります。

ロードムービーはずっと憧れでした。
ヴィム・ヴェンダース監督の作品群はもちろんのこと(私は特に『さすらい』『パリ・テキサス』『都会のアリス』が好きです)、ピーター・ボクダノヴィッチ監督の『ペーパー・ムーン』、ジム・ジャームッシュ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、それから『バニシング・ポイント』や『さらば冬のかもめ』といったアメリカン・ニューシネマの中にもロードムービーの傑作はたくさんあります。

果たして現代の日本を舞台に、ちゃんとしたロードムービーは可能か? ということに挑戦した映画でもあります。ですので、あえて見慣れたサービスエリアの風景や、代わり映えしない高速道路の風景から旅を始めてみました。

今回は『658km、陽子の旅』を撮るにあたって、一番最初に描いたイメージ画を掲載させていただきます。
まだ何も決まっていない段階だったのですが、その時すでに主演の菊地さんや竹原ピストルくんはぼくの頭の中にいたようです。


(『ルルル』の方も、少しづつ描き進めていければと思っておりますので、引き続きよろしくお願い致します。)

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熊切和嘉
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