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スーパーシティ法案

5/20,2020 20:40改定
スーパーシティ法案とは、個人の暮らしの情報を政府に渡し国が一元管理。国は企業が営利活用することを許可するという法案らしい。

先日、Twitterを見ていたらスーパーシティ法案に関する件はデマだ、ロスチャイルドだ(いやじつはなんのことを言われているかよくわからなかったけど陰謀論って事?)という記事を見かけてしまったので.....それわたしがつくったバナー(涙)しょうがないのでここになにを参考にして作ったか書いときます。

このスーパーシティ法案は、5/15に強行採決の噂があり、Twitterでこの件について危惧する人たちと周知に努めはじめました。

あの時この件に気付いてる人はほんとうに少なくてほとんど記事がなかった(記事を上げいてくださった方ありがとうございます)。

5/15は、検察庁方改正案の採決が衆院で強行採決の見込みとされ、大きなデモをしていた日です。その同じ日、検察庁法改正案の陰で、スーパーシティ法案は参院で審議されていました。

この日は一旦、野党の皆さんの尽力により、採決は見送られたようですが、いままた5/22(木)に参院で採決の可能性があるということでたいへん警戒しています。

この一週間、そのタイの独裁政権下で暮らしたことのある友人は、必死にこの法案を周知することに努めました。その甲斐あって、Twitter上では多くの方がこの件に注目してくれるようになっています。

そして、私が何を見てたった数時間でスーパーシティ法案にNOというバナーを作ってみんなにこの件について知らせようと思ったか。そしてどうしてケーキやカフェの画像を使うのか。長いけど以下に書きます。

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陰謀論。そう思いたい人は思っとけばいい。科学技術を企業の利益になる様に活用したい。そう考えるのは当たり前です。企業がそのために国に支援を求めるのも当たり前です。

みんな必死に勉強して大企業に勤め、成果を上げようと力を振り絞ってる。研究者も研究成果あげようと昼夜を問わず研究してる。あなたの身の回りにもそういう方がいると思う。

ただその運用については、個人の人権や人生へどの様な影響を与えるのかについて、一般人も考える必要はあるって事だと思う。なぜなら、個人の行動履歴は暮らしの中心にあるものだから。一つ一つの買い物が人生を決めることがあるくらい、何を好み、どこへ誰とでかけるかは人にとって重要な意味を持つから。

AIやビッグデータなどについて企業が研究資金提供して開発された科学技術は、勿論企業は使いたい。けれどビッグデータなんだから情報がビッグになるまで収集する必要があるよね。

AIがより正確な計算結果を出すためには詳細なデータを集める必要があるかもしれない。よく知らないけど。研究者はなんていってるんだろう。

書き出しはつまらないし、この長い文を読むのは退屈かもしれない。でも読んでみて、考えてみてほしい。それでどう思ったか、感想を聞かせてほしい。この文にでもTwitterアカウントでも。@9leavesD みんなと一緒にこの件を考えたいよ。

ちなみにわたしは和文化を愛してるけど皇国史観派じゃないし、いまのところはスピでもない。ただの世界のfolklore好きな絵を描く人です。

※なんだか急いで書いた記事で、中途半端だったので接続詞の抜けとかリンクとか思考の元になった過去の出来事とか補います。

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はじまりは5/14.2020深夜

このところずっと検察庁改正案反対反対反対だからね!っていうバナーをいろいろ作って配布していた。それで、何かやっぱり作ってる深夜。午前零時。Twitterのフォロワーさんに、いやフォロワーさんだったかどうかもわからない。

突然登場したわんちゃんのアイコンの人が、わたしになにか言っていた。とても必死な様子で、その様子があまりに必死だったので、なんだろうと思って話を聞いてみた。@ponoponohaiikoさん

スーパーシティ法案というものが、今日明日にも通ってしまうかもしれないので助けてほしいという。それわからない.....予備知識がなかった。

安倍政権はコロナで大変な時に予定どおり(?)、1)緊急事態条項について改憲!しようとしたり、2)検察庁法改正案を通そうとしていたり、3)種苗法を抱き合わせにして通そうとしていたりしたので、もう一つくらい何かあっても不思議じゃなかった。

だってわたしは政治に疎い。不勉強すぎてどうしょうもない。わかってることなんて、たぶん5パーセントもない。だからなにも問題ないなんていえなかった。わかった。調べてみるから少し待ってと返事をした。

________種苗法は半年くらい前からFacebookで種の会の方をフォローしていたので、私たちの食生活を一変させてしまうどころか、使い方を間違えれば極端な事態だって起きかねない恐れのある法案であるということは、私なりに理解していた(前のページの600万ツイートの記事に少しだけ書いてます)。

もし検察庁法改定案だけしか知らなかったら、あまり気にしなかったかもしれない。

それにしても、わたしは拡散力のあるアカウントじゃないし、だいたい助けてほしいといってきたその方は200以上フォロワーがいるのに、わたしはまだ二桁、笑 わたしにできることは、バナーを作って目につくようにすることくらい。

でも、訴求力のあるバナーを作るためには、問題が何か詳しくわかっていないと作れない。それに、ほんとうにちゃんと皆が知るべき問題がそこにあるものでなければ、作る意味もない。

しょうがないので必死に記事を探して朝までかかってWEBに上がってる記事を片っ端から読んだ。政府のもの、議員さんのもの、研究者さんのもの....新聞。

それに___明日にも通るかもしれないというけれど、15日ってこと?どこの委員会で通るの?検索してもぜんぜん情報がでてこない(あとでわたしが読み落としていたことがわかった)

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スーパーシティ法案 田村議院・参院での記事

一番はじめに読んだのは、しんぶん赤旗に載っていた田村議員の記事。これかな...あ、議員さんが反対しているんじゃないの。存在の確認ができた瞬間。

___田村議員は参院で「今回の規制緩和で収集の対象とされるデータは、移動、物流、行政、医療・介護、教育、エネルギー・水など生活全般にまたがる」と指摘したそうです。すばらしい。あの厄介な図からは、わたしはそんなに端的な要素を読み取れなかった。壊れた蜘蛛の巣みたいな図。

しんぶん赤旗 法案審議入り 田村氏
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-14/2020051402_03_1.html


ふうん。では企業はなんていってるの?と、日経で記事を探してみれば。というか、Google先生でもかなり上の方にでてきます、この記事。

日経5/13朝刊では「個人が特定されない形で企業がデータを分析に使いやすくする」とあり、↓

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時事ドットコムには自民党幹部が注目されないうちにさっさと通したいと言っていたりもいたします。

時々ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040201014&g=pol

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そして石田聖子さんの記事

時事体問題研究所 スーパーシティ構想

https://www.jichiken.jp/article/0130/
【論文】「スーパーシティ」構想と国家戦略特区 内田 聖子(うちだ しょうこ)
NPO法人アジア太平洋資料センター<PARC>共同代表
2019年9月19日
月刊『住民と自治』 2019年9月号 より

※上記ページからお借りしました

他、BBCが報じるカナダの例

BBC:カナダは「グーグルの実験マウスではない」  トロント再開発めぐり人権団体が反発

https://www.bbc.com/japanese/47957788

BBC:米グーグル、「デジタル都市」計画を中止 新型ウイルスが影響https://www.bbc.com/japanese/52585759


で、これらの記事みてなんとも思わないっていうひと。もっといろいろ我に返って身の回りのデータの使われ方見た方がいい。

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Gmailをみんな使うよね。Googleドキュメントも、画像データの保存もみんなGoogleで一元管理してたりするよね。タダで利用できてる。(わたしは夫からGoogleは絶対に使っちゃダメっていわれてたけど便利だから使ってる...)

集めた個人のデータの活用は既に随分前からGoogleがやってて、検索履歴はFacebookやらの広告に利用されてるし、買い物履歴なんかも利用されてるのは皆さん承知されてるでしょう。別にいいよくらいの感じで。

東大東大、って検索してるひとには、高級な塾の広告が表示されるし、スコップ検索してるひとには、人参とか、可愛いお花の苗の広告が出てくる。

あるいは、端末の位置情報とかを入れっぱなしにしてるってことは、それはわたしの移動距離や移動パターンを全部Googleにデータ渡しているっていうことも、位置情報をオンにするかとかなんとか聞かれるし、知ってると思う。

Google社は、Googleを使うひとには、その検索結果を利用させてもらうよといってるし、データ集められたくない人は、ログアウトして使ってくださいね。情報を集められたくないひとにはちゃんと選択肢も用意してますからね、って彼らはことあるごとに明言してる。

それで。ゆうちょ銀行で(ぱるる口座)ネットバンキング使ってる人は知ってると思うけど、あそこはパスワード送信に使っていいメールアドレスを、キャリアのみに限定してるよね。でも数年前までフリーメールアドレスでも認証できたんだよ。いまはもうできない。郵便局だって情報の利用を警戒してる。


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顔認証技術登場

以前、Picasaっていうソフトウェアがあった。覚えてる人もいるかもしれない。私はそれでデジタルカメラの写真を整理してた。ある時、顔写真に名前をつけませんかっていうインフォメーションがでて、面白いなこれ、と思って名前をつけちゃったんだよね。

そうこうするうちに、PicasaはGoogleに買収されていたらしくて、愛用していたPicasaの名前も消滅することになり、Googleのクラウドに全ての写真が突然アップロードされた(そして慌ててダウンロードして全てクラウドのものは消した)。

え、。私クラウドに家族の写真をあげるつもりないんですが。私は自分のPCのハードディスクに入ってる写真をPicasa を使って整理してるつもりでいた。

そしてたまに遠くの家族に見せる時だけ、鍵付きでHP(といっても自分で作ってるホームページの空きスペースや何かの有料でセキュリティがしっかりしているところ)にアップロードしてただけだった。

でも突然全部Googleのクラウドエリアにアップロードされた。そして顔には名前がついて、それがなんか消えない。消せるのかもしれないけど、やり方がわからない。いくら探しても顔認証のデータを消す項目がない。

デジタルタトゥー。そして一度クラウドにあげた写真はどこかに履歴が残り続けるのかな。家族の顔写真は、うっかり娘の名前をつけてしまった顔写真は、いつかそれを元に検索対象になるのかもしれないって思ったら。すごい後悔。

あんまり私、夫とそういう話しないけど。私が専門外すぎて。デジタルでできてる脳を持ってる人。この時はさすがにねぇどう思うって話した。それまずいねって思わず顔を見合わせた。

一度クラウドにあげたDATAは、二度と取り戻せないとパートナーは呟きました。彼がそう言ったら、もう絶対に消せないのです(彼はその方面の専門家です)。

つまり、例えばGoogleに頼んでDATAを消してくださいって言って、いいですよといって消してくれたとする。しかし、バックアップがある。

彼ら開発者とか研究者は、それはもう物凄くきちんとしていて、必ずDATAは厳重に、そして何重にもバックアップする。大企業ともなれば、もう...想像してください。わたしが一度あげた娘の写真は、きっと何重にもバックアップされてクラウドのどこかに漂ってる。きっと同じ写真が何枚も。

顔認証技術の運用が開始されてる事を実感した瞬間。

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そして、いつか娘の写真やいろんなデジタル化された個人情報とが紐付けされて、娘の誕生日かなにかのDATAを入れたらこどものころの写真とか病歴とか、全部出てくる時代がくるかもしれない。って思ったのを覚えてる。

それがだいたい8年くらい前の事。あの写真を撮ったのは、震災のあと2011年3月だったと思う。お寺でバッハをやった(手伝い)時。

以降絶対に娘の写真(あるいは家族の写真)はクラウド(無料スペース)にあげないように注意した。けれど、PCに写真を取り込もうとするたびにPicasaは勝手にクラウドにデータをあげようとするし、解除するのに手間取って、その後面倒臭いしもし勝手にと思うと鬱陶しいので使わなくなった。

Googleフォトは使ってなかったのに、数年後ふと見たら、削除しきれてなかったPicasa 時代の家族の写真が数枚ストックされてるのを見てげんなりした。

幽霊みたいにデジタル空間を漂う私たちの写真。

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検索履歴や買い物履歴を企業に渡し、それが広告に使われる件

Googleのサービス全般を使う時や、各種SNSを無料で使うときには、個人のアクションの履歴を集めますよっていうのにサインしてるし、納得してるからいい。でも、この法案は病院の利用履歴なんかが企業にまわる事を許可するような法案。私はそれやっていいっていうつもりなかったです。

アメリカで懸念されてる事

ところで、アメリカでは既にこの検索履歴の使われ方によって、情報を得る機会の格差が発生し、教育機会の格差を生み、身分の格差はさらに広がることにつながっている、と懸念されてます。みなさんもどこかでそういう記事読んだかもね。

その話で紹介されていたのは___たとえば検索履歴や買い物履歴から判断して、この家には小学生のこどもがいるみたいだけど、このお母さんには高額な塾の広告は必要ないなと判断。だから高級な学校に行くための道筋を知らないまま過ごし、こどもはいい教育を受けられない可能性がある、というもの。

ビッグデータを処理するAIの判断によって、我々は知る機会を失う。情報格差は、貧困層を貧困のままに、上位層には豊かさを与えるということだった。

医療情報を企業に渡すということは、こんな病気のひとがたくさんいる、という情報を根拠に、ではこれこれこういう薬を開発しようということだけならいいけれど。病院履歴から、将来の病気を予測する事は可能なんだろうか。先日のNHKの番組では可能だと嬉々としてやっていたよね。

じゃ数年後に病気の予測をされた私は、住宅ローンを組めるんだろうか。あなたは無理ですねー。とか言われそう。金利高くてもよければ○○さんを紹介しますよ、とか。

デートの履歴が結婚相談所にまわったらどうなるんだろう。なんかそれはいいかもしれないけど。浮気性な男性の行動履歴は知りたい女性が多いかもしれない(わたしは知りたくないけど)。性犯罪歴のある男性を取り締まれるとか、いいかも。

あるいは出身地データとか、学校の成績とか笑 生き残れるのは誰だ(笑えない)。

生存競争が激化しそう。成績とか運動能力とか全て記録される..将来の住宅ローン金利に影響するんだから、今からしっかり勉強しなさい!!って叱るママが登場するかもしれない。運動も頑張らないと。スマートなんとかで記録とかされて...

1分だって気を抜けなくなりそう。

NHKスペシャル「デジタルVSリアル」シリーズ第2回 「さよならプライバシー」4月12日放映
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200413/k10012383971000.html

さよならプライバシー関連記事
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2004/21/news021.html


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AI は恐ろしいのか。

よく、AIは恐ろしいという話を聞く。AIをテーマにしたアメリカンドラマや映画もたくさんあるし。NHKもよく特集してるよね。だけど、AIという人工知能判断の基準は人間の脳の動きを真似てるだけ(そういう方面の研究者さんに聞いた)。つまり、AIに食事をさせなければたいした仕事はしない。AIがやるわたしの将来についての占いも当たらない。

一方、ビッグデータというのは辞書みたいに情報を貯めるのが主な仕事で、この辞書が大きくなればなるほどAIは賢くなって物事を正確に判断する様になる。たぶん。

つまり何時何分に起きてどこへ行ってなにを食べてなにを見て___と細かくデータを渡した場合、AIの占いの精度は格段にあがる(占いといったら研究者は怒るかもしれないけど)。それを実際に生きている1人の人間の暮らしぶりを使って実験し、視覚化したのが、NHKがやってた「さよならプライバシー」という番組だと思う。

NHKスペシャル「デジタルVSリアル」シリーズ第2回 「さよならプライバシー」4月12日放映
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200413/k10012383971000.html
誰かが書いた記事↓
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2004/21/news021.html

いやこんな法案が通ろうとしているとはね。種苗法の方は、FBで流れてきて気づいたけど、スーパーシティ法案の方はまったく気づかなかった。

@ponoponohaiikoさんに話しかけられて、バナー作ってほしいというようなことを言われて、それで法案が通過予定だと気づいた(日経はとってるけどあまり真面目に読んでない)それで急いでバナー作ったんだよ。明け方にね。

どこの委員会でやってるのかもよくわからなかった。もう検察庁法案の件でくたくただったし。いま読んだら、参院ってあかはた新聞に書いてあったんだね。衆院が騒ぎになってるから、一緒に止まるといいなくらいの望みしかかけられなかった。それくらいこのスーパーシティ法案は知名度がなかった。5月15日の朝。

翌日のあかはた新聞 5.16日の記事↓
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-16/2020051602_07_1.html

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香港のデモ

先日、香港の活動家がデモやるたびに警察に居場所を発見されて、無線使ってみたりしたけど、無線の届く範囲が限られてるから仲間との連絡はスマホ使わざるを得なくて…捕まりがち。っていうのNHKの特集でやってたけど、そういうことがこの法案は可能になるということだよね。

監視生活については、色々な議論があって。監視してもらっておく方がいい、安心だ、というような声を拾ったNHKの特集なんかを時々みるけど。それは為政者に知能があって、よきことにしかビッグデータを使ちゃいけないよって、AIに言い聞かせることができる場合だけだよね。

いま一般の人が自分の情報が学技術の進歩の中でどう使われるのかよく知らない状態でそういうこというのは、ミスリードしてるようにしか見えないよ。

まぁ。なんていうか。つまりわたしはそのバナーは、田村氏の報告された件と、日経の記事を見て。国がデータを管理して企業に渡すことで経済活動の成果をあげるといってるわけで。わたしはわたしの活動や生体データは国に管理されたくないなと思ってバナーを作った。

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わたしたちはこの個人情報__というと住所氏名年齢くらいしか頭に浮かばないが、誕生日。これね。なにかしようとすると、かならず誕生日情報記入するよね。そしてなにかどこかに問い合わせをするとかならず誕生日は?と聞かれる。

つまり誕生日に何もかも紐付けされてることになる。一時警戒して、公的機関以外はもう一人のわたしの誕生日情報を記載してたけど、その人の存在を忘れがちなので今はもう諦めてわたしのを書いている。

そして、買い物情報や身長体重体温、あらゆる個々人の暮らしの足跡なので、生活情報と呼ばせてもらうけれど__この生活情報はすでに色々なところに蓄積されている。美味なるケーキを食べた履歴はカード類を使えば蓄積されるし。トレンドの店なのか、ローカルな店なのか.....それによって、広告の表示が変わる。

それはそうだよね。高級な素材を使って一流のシェフが作った菓子が好きなのに、ローカル情報が流れてきてもその人は興味を持たないし、テディベアが好きなのにサバイバルナイフの広告見ても購買意欲持たないよね。


そこの精度を企業があげて利益出したいのは当然。

電子カルテ

あなたの通う小さな町の開業医さんは、電子カルテを使ってますか?

10年くらい前かな。カルテはデジタル化するように国が御触れを出したよね。わたしのかかりつけ医は国がそう御触れを出したので仕方なく機器を揃えたと言って笑っていました。診てもらいに行くと、ああ7年前にこの薬出してるね。などと教えてくれます。

その先生は話し好きなので、何を話したかも記録したりしています。それは日記みたいに面白いし、先生が暇なときは思い出話をしたりもする。ああそのときわたしそんな漢方薬飲んでたんだね。その漢方の処方履歴があるから、同じのを出してくれたりする。便利。

でもこれが国のメインコンピュータとかマザーコンピュータとか(そういうのがあるのか知らないけど)、それに繋がって一元管理されて... というのは大丈夫なのか果たして大丈夫ではないのか、まったくわからない。私は情報科学の専門家じゃない。

それら全部のデータが___個々人の生活データを先端科学技術を用いて国や企業が使うことについては、まったくどんな状況が待ってるのか想像もつかない。先端科学技術はどこまで進歩してて、何をするのか。経済人は何を考えているのか。国は何を目指しているのか。

科学技術の開発は企業が大学などの研究者に出資しているそう。そうした情報科学技術の研究が誰の出資によって、どんな趣旨によって誰が研究しているか、性格上一般人は知らない。そうして共同研究された技術を使用して企業は利益を出したい。

当たり前だよね。だって大きな研究費を投じている。だからもう科学技術と暮らしというのは、少しずつアップデートされていく。アップデートという言葉って魅力的だし。暮らしがよくなる感じがする。

Amazon

頭ではよろしくないと思ってた。Amazonというインターネット書店にクレジットカード番号を知らせるなんて、よくないに決まってるって。

でもいま、Amazonで買い物しない日はないくらい、何を買うのもAmazonで家の中はAmazonの箱だらけ。あなたのお家もそうかもね。若い人は、もうAmazonが本屋だったことすら知らない。

情報資源が価値を持って売買される世界の中で

私は個人の生活履歴を企業が経済活動に利用する際、気になるのは人権やその後の人生。

恋愛の価値観や家族の価値観、人生観の基準が変わってしまうこと。私の若い頃にも勿論学歴や経歴を基準に人生を考える人たちはいたし今もいる。けれどそんな事に捉われずに自由に心の思うままに生きる事は素晴らしいとされる価値観はまだあった。だから人権と自由を愛する恋愛が存在したけど。この先はどうかな。

成績や身体能力が数値化されて評価され、企業に経済利用される社会の中で、利益からどれくらい自由でいられるだろう。

Ponoponoさんという人とその数日後に会って話したら(偶然同県に住んでる人だった!)、彼女は独裁政権下のタイに住んでいた事があり(そして様々な国々での居住経験から)、個人の生活情報を国が掌握する事へ大きな危惧を抱いていた。

それぞれ心配な事は違うと思う。

国の目指しているものと、わたしたち国民が望むものとは一致しているのか。もっと議論が必要なんじゃないかって私は思う。あなたはどう思いますか。

大企業・あるいは中小企業の莫大な利益と、私たちの暮らしの足跡という情報資源の関係について、考えなければならないと思います。

スーパーシティ法案。みなさん、この件に注目してください。そして考えましょう。

追伸:5Gについて

尚、スマートシティ構想とよくいっしょに語られる5Gについてはよくわからないので割愛。ただ、このスマートシティ構想を実際に動かすには、もっと早いデータ通信の仕組みが必要なんだということはわかる。そしてその健康被害については、まだよくわからない。

以前、電子レンジができたときにも問題になったし、電話が無線になったとき、携帯電話ができたときにも問題になった。科学者の家庭では、ハンズフリーの子機を使うなんてとんでもないっていったりしてた。

結局それはみんな使い出した。けれどその健康被害はどんなものか、まだよくわかっていない。知らない間に出てるかもしれないし、出てないかもしれない。

昔の人は健康で今の人は不健康といっても、比べるのは難しい。


健康への影響については、物理学者さんとか、生物学者さんが一緒に議論してもらうのがいいんじゃないかと思う。そして一般にその見解を知らせてほしい。


参考になるかもしれない記事一覧:

時事体問題研究所 スーパーシティ構想

https://www.jichiken.jp/article/0130/
【論文】「スーパーシティ」構想と国家戦略特区 内田 聖子(うちだ しょうこ)
NPO法人アジア太平洋資料センター<PARC>共同代表
2019年9月19日
月刊『住民と自治』 2019年9月号 より

2020年5月14日(木) しんぶん赤旗 法案審議入り 田村氏
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-14/2020051402_03_1.html

2020年5月16日(金)参院 大門議員
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-16/2020051602_07_1.html

2020年4月16日(木) 参院立憲・民主 亀井氏
https://cdp-japan.jp/news/20200416_2840

2020年4月2日(木)時事.com
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040201014&g=pol

2020年5月13日(水)日経
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58993860S0A510C2PP8000/


スーパーシティ構想・政府からの配布物。

スーパーシティ構想・官邸 全体PDF
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/supercity/setsumei_naikakufu.pdf

スーパーシティ構想・概要PDF
https://www.cao.go.jp/houan/doc/201_1gaiyou.pdf

国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案
スーパーシティ法案
https://www.cao.go.jp/houan/201/index.html

電子カルテ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/index.html


https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000166260.pdf

※しんぶんさんには申し訳ないんですが。これほんと大事なことなのでここで紹介させてもらいました。皆さん本体に行き着いて、各新聞社さんのファンになってくれるように祈り、リンクも張ります。

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