2018-06-19-22:14

 今日もまた、昨日と同じくらいの時間に、昨日よりはちいさいけど、ちょっと大きい揺れがあって飛び起きた。
 地震がよくある土地に生きていることをどう正当化すればよいだろう? 雪のたくさん積もる土地や、砂漠の真ん中の街、黄砂の降る街。それらに生きるひとたちは、ほかの土地ではなくその土地に生きていることをどう納得しているのか。そこにはどうしようもなさがあるだろうと思う。
 もし文学に役割があるとしたら「他でもない私」に生まれたことを納得させるためである、と言えるかもしれない。お前にも人生という物語があるのだ、と。人生の支えになるフィクションをみつけられたとしたら、そのひとは幸福だろうと思う。そうじゃなきゃ、こんな意味不明な世界やってらんないしな。

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久慈くじら
小魔術