病気は防げるかい
病気は防げるんだろうか?
病気にならないために、すっごい努力をしてきた人が約1名
病気になりましたがな。
病気になるのを防ぐために、いろいろしましたよ。
世間一般で言われていることを、一から十まで、どれだけ真剣に取り組んだかわかりません。真面目に取り組みましたとも。
でも、病気になりました。
それをはたして、人々は責めることができましょうか?
怠けていたとでも?
知識不足だとでも?
90になっても、元気でピンピンしていると威張るお年寄りがいる。
その一方で、おもいがけず得た病。
だれが、それを責めること、できますか?
医者だって、早死にする人はする。いいお医者さん、自分が癌になったからやっと患者さんの気持ちがわかると言ってたあるお医者様
誰が責める権利がありますか?
誰かが病になった、それをバカにする人がいる。
病になった人を蔑み、恥をかかせようとする。
その人の中にこそ、病=恥という、こころの病が存在するのだ。
占いだろうが、あらゆる病に対する知識だとか。
誰もが、病を恐れ、それを防ぐ知識を一生懸命身につけようとする。
でも、それで、お金をもらって、人に教えていても
結局は病に倒れる人は 倒れる。
それなのに、
誰かを馬鹿にして、やーい 病になった、あいつは馬鹿なんだぜと。
どこまで、人の尊厳を 傷つけたら気が済むのだ。
どこまで、人をさげすみ、傷つけたら気がすむのだ。
病は、思いがけずやってくる。
それを100%防げる人なんていない。
病を恐怖にしているのは、心なんだ。
病を得たら、それに添って、それと共に生きるしかないじゃないか。
そうして生きる人を、だれが馬鹿にできますか?だれが、その人を蔑むことができますか?
人が病になったとき、それを責る。自己管理ができなかったからだと。
そして、その人が暮らしやすいように手助けするのではなく、追い詰めていく。
病を恐怖にしているのは、心であり、その周りの考え方である。
病は学びのチャンスであり、人々の心を育てるきっかけになるのに、
人をさげすみ、ばかにするチャンスだと思っている人がいる。
だれもが、死ぬし、それが早いことを馬鹿にするのも、アホらしい。
病も 死も だれもが与えられる自然の現象である。
それに意味をもたせるのは、自由だけれど、
病を恐怖にして 死を恐怖にして、苦しみにしているのは、
人の心なんだ。