KTW三八式歩兵銃分解手順
KTW三八式歩兵銃通常分解手順と、シリンダー周りの分解手順の解説
KTWの三八式歩兵銃はリアルな外観は勿論、高い質感と命中精度を兼ね備えており、電気やガスを必要としないエアコッキング式なので構造もシンプル。
更に主要部品は金属製で耐久性もあり、メンテナンスをしながら末長く使える一生もののエアガンだと思います。
通常メンテナンスはバレルクリーニングですが、今回はその他各部のメンテナンスをする際の資料として、基本的な分解手順をまとめてみました。
「」内のパーツ名称は説明書内パーツリストにある名称で記載しています。
では、分解を開始します。
「フロアプレート」を外す。
「クリーニングロッド」を外す。
「フロントバンド」を外す。
「ローワーバンド」を銃口側に引き抜きながら外す。
銃口側を少し持ち上げながら「ハンドガード」を外す。
「ストックスクリューC」を緩める。
「ストックスクリューA」と「ストックスクリューB」を緩め、「ロワータン」と「トリガーガード」を下に外す。
更に「レシーバー」と「アッパータン」を外します。説明書ではアッパータンは本体に接着されてるとのことでしたが、こちらの個体では外れました。
以上で通常分解完了。整備に励んで下さい。
以下は更に分解を進めた場合になります。
まずは機関部の分離方法。
「BBマガジンSQ×2」を緩める。
「BBマガジンSQ」を緩める。
「チャンバー止めスクリュー」を緩める。
これで機関部とバレル部分、BBマガジン部が分離できました。
次はボルトまわりの分解です。
シア部分を固定している3本のネジを緩めます。後ろ2本はワッシャー付きです。
その上でスプリングをドライバー等で圧縮し、シア部にかかっているスプリングのテンションを抜いた隙にシア部90度ひねって抜き取ります。
すると、レシーバーからボルトとダストカバーを分離できます。
ボルト後部の分解。
ボルト後部の「セフティキャッチ止めSQ」を緩めると「セフティキャッチ」が外れます。その後ボルトピース固定ネジを外して「ボルトピース」も分離。
続いてボルト前部の分解。
ボルトとノズルを固定している「ノズル止めSQ」4本を六角レンチで緩めます。
(シリンダーヘッドを再び取付ける際は、ノズルの穴位置が初期位置から変わるとネジ穴が合わなくなるので注意してください。説明書では分解前に印をつけることを推奨されています。今回は印をつけない代わりにBBプランジャーがノズルに接触する際にできる跡を目安にしました。)
ノズルはペンチ等で挟んで引っ張ると変形するのでスプリング側から押すか、手で引っ張って抜きます。
以上でボルト部分の分解は完了です。
シアの分解
下は分解前の画像です。真ん中の穴にピストンの後端が入る独特の仕組み。一気にスパッと落ちる感覚のトリガーフィーリングもこのシアの仕組みによるものでしょう。
少ないパーツ点数でシンプルな構成です。
以上、おおまかな分解手順の解説でした。
組み立て時には必要に応じてグリスアップ等のメンテナンスを行うことで、末長く三八式を楽しめると思います。
特に、ボルトや独特な形状のシアまわりは金属の部品同士がすれあう部分なので定期的なメンテナンスをしたい所。
ネジの緩みやすい場所には、ネジロック材を使用することをお勧めします。
分解メンテナンスの他、木製ストックの凹み補修にチャレンジした記録はこちら。
こちらは距離9mで蝋燭火消しに挑戦した動画です。命中精度の高さは素晴らしいの一言。