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悲しいときに思い出すコトバ

今でも思い出す「ワンピース」のシーンがあります。
その時はワンピースの主人公ルフィーの足エースが死んで、ルフィーの悲しみに「そうよね、とっても悲しいよね」と観ていただけなんですが。

8年前にこれから先パートナーとして連れ添いたいと思っている彼が突然亡くなってしまった。
悲しくて苦しくて、世の中の鮮やかさがなくなり、すべてがセピア色になってしまった。しばらくして、ワンピースのあるシーンを思い出した。

エースがなくなり放心状態で悲しみに打ちひしがれているルフィーにジンベエが言う「おまえに残ってるものはなんだ?」と。
エースは死んでしまった、ないものはない。じゃ、今のルフィーに残っているものは・・・そう、仲間。それをルフィーは思い出して立ち直っていくシーン。

彼がいないのは、どうしようもない。ないものはない。じゃ、今私のあるものは何? そう考えることができた。それを思い出させてくれたのはワンピースのそのシーンだった。

私には子どもがいる、一緒に泣いてくれる友人がいる、仕事がある、職場の仲間がいる、そして、彼との思い出がある・・・

悲しみは簡単には癒えないけれど、ないものばかり見ていても仕方がない、私は生きているのだと思うことができた。

人間には「忘れる」という機能が備わっていて、あんなに枯れることなく流していた涙も、だんだん流れなくなり、少しずつ悲しみを忘れていく。人間ってうまくできている。

どうしようもないとき、このワンピースのシーンを思い出して、考える。
「ないものはない。じゃぁ残っているものは何?」

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