自販機の明かりがあなたを見せた 天使かと思ったくらいくらい綺麗 気づいたら消えてた 飛び回る虫だけが残った 手元には暗記してる番号 ノックノック叩く音は チェーンをかけてぐるぐるに回したはず ノーノー入り込むな あのときよ蘇るな 月散歩誘惑 夢のような日々だった 月散歩誘惑 海を歩くように 溢れるのは夜にばかり 零れるのは弱さばかり 今のあたしを照らさないで 土砂降りの街中埋めつくす傘 似たような靴につられつられて行く 気づいたら終
5時のチャイムが鳴っている 伸びた影が重なり合っている 風を切って走り回ろう 泥がついたスニーカーの 足跡で埋まっていく 明日も晴れるかい 靴を高く蹴り上げて 眩しくって見えなくなった 表で落ちてこい 追いかけあって 次は君って 手を伸ばせばそこにちゃんといた 届きそうで掴めない腕 楽しくて僕らずっと笑ってた 夕暮れ 5時のチャイムで気が付いた あぁもうこんな時間だったんだ 窓ガラスに疲れた顔 それじゃあって声も減っていく ぐんぐんと針が
冷たく重たい枷 傷を作る 使い道のない地図を破き 蜃気楼だけが本物に見えた 真昼に星座が浮かぶんだって 教えてくれた 君は飛んでいった どこまでも遠く 思い出のあの場所は 空の青さが違うんだ 寝転びながら見た 夜の渦は果てしない 遠くなる記憶の数 此処から先繋がるはず 新しい決断 心に従え 知らない香りと風 髪を撫でる 揺れていた白と黒の間 頼りない足はなんて役立たず 過去を捨てた 弱いままなのに それでも進みたい 自由に 騒ぎ出すこの胸と 引き返せない始まりが