レンタカーバイト②
レンタカー屋の仕事、まずは洗車。
洗車のイロハをマスターしたわ!
①車内の掃除機かけ。
特に運転席、助手席の足元のゴミや石は入念に吸い取ること!
②軽く濡らしたタオルで、車内側ガラス全部を拭く!その後車内の水拭き!
③水シャワーを屋根から全体にかける!
→これがめちゃくちゃ気持ちイイ(≧∇≦)b
④バスタオルで車外の水分を拭き取り、普通のタオルで拭き上げる!!
他にレンタカー店業務で、ボディーにキズがないかなどチェック項目があり、確認シートを見ながら見てまわる。
また、車内ナビの履歴消去などの業務もある。
運が良いのか、車はどれもそれほど汚れておらず、洗車には時間がかからんので、バイト仲間のお兄さんと分担して、サクサク終わっていった。
そんな中で、車移動があった。
ワタシは運転好きやし、初めて乗る車ならなおさら興味がある。
せやけど、エンジンボタンやサイドブレーキの位置は車によって全然違うし、背の低いワタシには乗ってからシート調整に多少の時間がかかってまう。
運転席で、右往左往するワタシの様子を、店長さんがハラハラしながら、じっと見ているのがわかった。
運転技術があるかと聞かれたら、ワタシとしても胸を張れる訳やない。
少し車を動かしたら、
「あーもう、オバハン大丈夫かー???」
と、言わんばかりの表情になった。
「…車移動は〇〇君にお願いして、アナタには洗車中心で宜しいでしょうか?」
『ハイハイ、承知しましたよ。まーしゃあないか。』
でも、相方の〇〇君、ワタシが見る限り運転操作、そんなにうまい訳でもないけどな。
ワタシほど、ガン見されないのは何故やねん( ・ั﹏・ั)??
***
お昼休憩は、近くにあった松屋にした。
牛肉より豚·鳥派のワタシは、
『こんな時でもないと、牛丼なんて食べることないなー。ガテン系(?)やってるし、今日はガッツリ食うか!』
12:00前だったからか席には余裕があった。
入店してすぐ、
「あの、牛丼ください」
と、カウンターのお兄様に言うたら、
「あっりがと〜ございますっ!」
と、先ず金額を言われた。
「D払い出来ますか?」
「大丈夫です!」
と、カウンター内にあるテイクアウト専用らしき端末で、操作を始めた。
「あれ?現金の方が良いんかな?」
と、聞いたら
「大丈夫です!大丈夫です!」
と、少々手こずりながら、支払いを完了させてくれた。
入口近くの、ゆっくりいられそうなテーブル席に座った。
ふと、右を見ると券売機が目に入った。
『あ、これで先払いするんだったんやね… お兄様、ありがとね~(;^ω^)』
心で手を合わせた、合掌。
まもなく牛丼がやってきて、
『肉体労働の最中には、これやな!』
と、お肉とごはんをほおばった。
半分ほど頂いた所で、今日のレンタカーコンビのお兄さんが入ってきた。
『あれ?先にどっか行ったようやったけど、ご飯はこれからなんやね』
カウンターに座ったので、声をかけるにはちょっと躊躇われた。
『今日いちにちのおつきあいの人に、(オバサンやしな)わざわざ挨拶せーへんか、まーそんなもんやね』
と、思てるうちに、さっさと食事を済ませて出て行った。
なんかさー、世知辛いいうか、淋しいないうか、何とも言えん気分になった。
いやいや、世の中そんなもんかなぁ(;一_一)
***
午後から来た常勤のオッチャンは、仕事を丁寧に教えてくれた。
それに、ワタシが飲み物なくなったんから買って来ても良いか聞いたら、隣のスーパーのことをめちゃ優しく教えてくれはった。
夕方の疲れもピークん時やったから、ホンマに救われたなー(;∀;)
店長にもバイトにも失望していた所に、ナイスな紳士対応の締めやった。
『やっぱり人間捨てたものやないわ!』
と思いつつ、今回のタイミーバイト職場を後にした。
初秋の駅前はやけに明るかった。