不登校の悩み相談なんて聞き流すぐらいでいいと思う
普段は会社員として働きながら運動が苦手な子どもにバドミントンを教えたりしています。
最近はそうでもないけどたまに悩み相談なんかを受けたりすることがあります。自分の場合は割とヘビーな相談事を受ける事が多かったりします。
自分の周りにも主に不登校関係の悩み相談を受けていますという方がいますが、たまに『相談者に引っ張られてしまう』という声を聞きます。これは自分も昔はそうだったのでわからなくもないのですが。
不登校関係で悩んでいるケースなんて素人にはどうしようもないというのが率直な感想です。ここで下手に良いことを言おうともだいたい失敗すると思います。
あと、中途半端にその人の気持ちを理解しようとすると引っ張られるケースが多いです。自分が知っている限り、とあるフリースクールの先生でとことん生徒に寄り添う指導をしている人が一人いますがマジでオススメできないです。自分もやろうと思えばやれますが、メンタルが持たないです。寄り添うというと響きはいいですが、彼らの持っている闇を真正面から受け止められる人というのはごく限られた人になります。
個人的にオススメする方法は2つあって、まず一つ目は悩み相談を適度に聞き流す事。
完全に聞き流すと流石に向こうも分かるので、適度に相槌を打ちながら話しを聞くというのがいいと思ってます。適度というのが難しいんですが。
自分も感情の起伏が激しい人間なので誰かに愚痴を言いたいときはあります。そういう時は適度に聞き流してくれる人が本当に有り難い存在になります。自分は夜間定時制の高校に在席していたのですが、定時制の人間はこの聞き流す能力が抜群に上手いです。なんなら笑って聞いてくれます。悩み相談を笑って聞くとか失礼だろとか思うかもだけど、これが本当に心地良い空間になります。これが出来るのが彼等の強みだと思ってます。経験上、相談内容がヘビーな内容でも笑って聞いてくれることでこちらも安心して話をすることができます。不謹慎と紙一重になるのでこれは誰にでも出来ることではないけど、かなり大事なスキルだと思ってます。
あともう一つが選択肢を提示すること。少し専門性が欲しくなりますが、不登校の子どもに対してこういう選択肢があるよということを提示することが大事かなと。中途半端な精神論で『不登校をポジティブに考えよう』と言った所で説得力は皆無です。当たり前なんですが。
前向きに考えて欲しいなら、こういう選択肢があるよという事をメリット、デメリットふくめて話をすることが大切かなと。
これは他の悩み相談でも応用が効くと思ってます。仕事だったり家族の悩みだったり。
こんな考え方もあるんだなぐらいで見てもらえたらと思います。