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Scrum Fest Kanagawa2024秋の陣 参加しました

スクラムフェス神奈川2024秋の陣に参加した感想です。
1ヶ月以上経ってしまって今更感ですが、ABDの体験を書き残したかった。


イベントの概要

海老名駅前のコミュニティルーム ビナまちリビングで開催。
ABD→ビブリオバトル→OST の3本建でした。

ABD楽しかった

ABDって何?はこちら。

裁断した本を手分けして読みます。
今回読んだ本は、ゾンビスクラムサバイバルガイド。312ページの本を手分けして読みました。

https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b304740.html

ABDは、以下のような段取りで進みました。

  1. ABDの説明

  2. 裁断された本のパートを各自が選ぶ (最大 10ページ程度)

  3. 各自読書&まとめタイム (20分)

  4. 読んだ内容の発表 (各自1分, A4 1枚~2枚のまとめ用紙を提示しながら)

  5. 気になったところのディスカッション (テーブルに分かれて各自)

今回のABDがなぜ面白かったか?

私自身、物理ABDは初体験だったのでこの楽しさがABDによるものなのか、この会がよかったのかは切り分けられてないのです。
ただ、面白い会ができていたことには間違いなかったので、何が面白かった?をその後のOSTの一コマを使ってふりかえりました。

OSTで出た話をまとめてみたのが、以下。

ライトな読書

泣いても笑っても、用紙へのまとめ含めて20分しかない。
精読したくても、限度があるところの割り切りができるところが、気楽でいいです。
20分というのが、集中力も維持しやすくていい。

まとめの敷居の低さ

「1週間後の読書会までに、簡単にでいいのでまとめてください」といわれて、簡単に済ませられない人も多いのでは?
以下のルールが、まとめ作業の敷居を下げてくれます。

  • A4 最大2枚、5行程度まで(だったはず?3行?)の制約

  • (前述の通り)読むのと合わせて20分

  • 物理紙・黒ペンのみなので、書き直しできないし凝れない

  • 発表時間も1分、大したこと言えない

制約だけ書くと何も学べなそうに見えるのだけれど、これでなかなかみんながいい感じのポイントを集めてくるから学びになっちゃうんですよね。

まとめるのが楽しい

前述の通りの最大A4 x 2枚、発表時間1分という制約の中の準備が楽しい。
全部の内容を網羅する?自分の推しのところをピックアップする?
箇条書きで書く?ストーリーで説明する?グラレコにする?

自分で伝え方を選び、自分の責任で出すというのを、コンパクトに体験できるのも魅力です。

物理ならではのワイワイ

電子じゃないので、章の途中とか関係なく問答無用でぶった切られている。
途中から始まってる人は「〇〇ページまで持ってる人いますか?前の流れを知りたいです」と探し回ることになる。

初対面の人でもそうやって繋がれるのは魅力的。
無条件にページで分断されてるのが、この会の魅力を作ってた一因なのは意外な発見でした。

発表が楽しい

順番に前に出て話していく形式。1分LT大会のノリです。
前のパートの人は後ろの人の話を聞いて「あぁ、そういう流れになるのか」だし、後ろのパートの人は前の人の話を聞いて「そこからここに持ってこられたのか」という内容。

発表が終わった後も、読んだ本を共通の話題として話せるから楽しい。それぞれが自分の読んだパートに関して「最近読んだばかりのよく覚えてる人」として議論できるから楽しい。

まとめ

ABD以外もビブリオバトル、OSTと楽しいところはたくさんあったんですが、ビブリオバトルの魅力の話が印象的だったのでそこを中心に書きました。

なお、ビブリオバトルの本の裁断に裁断機は不要だったとのこと。手でいけちゃうのか。
流石に用語を何も知らない人に向けてだと(技術書を新人向けにとか)途中パート渡されても「なんもわからん」になってしまうんですが、ある程度推測できる人たちが集まると楽しい会にできそうなトピックでした。

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