キンコン西野のサロンが災害対策に有効でした
こんにちは。ユキタカと言います。
僕は今何かと話題になっている「西野亮廣エンタメ研究所」のサロンメンバーです。それに加えて21卒の大学4年生でもあります。
4年生なので卒業論文を書いたのですが、実はそこで「西野亮廣エンタメ研究所」の取り組みを引用させてもらいました(サロンの記事はコピペしてはいけないので正確にはブログの引用です)。
成功事例をなぞっていた西野サロン
卒論のテーマは「災害対策」です。
専攻が社会学というド文系なので「首都直下地震に耐えられる建物の設計」のような専門的な建造物の話はできません。書いたことは「どうしたら人と人のつながりで災害から身を守ることができるか」の一点です。
簡潔に卒論の内容をまとめると、
東日本大震災のような巨大な災害において被害を抑えることができた、いち早い復興の助けになった事例をまとめたら3つの共通点があってそれについて書いていたんです。
1.主体的な人の集団
2.ルールやマニュアルが統一されている
3.毎日の活動の積み重ね
ここで思ったんです。
あれ?これ西野亮廣エンタメ研究所じゃない?と。
1.主体的な人の集団→月980円払ってる
2.ルールやマニュアルが統一されている→明文化はされてないけど「挑戦する人を応援する」文化がある
3.毎日の活動の積み重ね→西野さんの毎日2000~3000文字の投稿
こんな感じで当てはまる箇所が!
しかも!西野さんは阪神淡路大震災の被災者でもあるのでサロン内での具体的な災害対策もばっちりで、これからの社会でこういう事例災害対策として有効じゃない?と引用させていただきました。
おかげで分析・考察だけでなく今後の提案も盛り込めたいい卒論になりました(西野さんありがとうございます!!)。
オンラインを有効活用した天才的発想の「県人会」
有事の際は近所に住むサロンメンバー同士で繋がり、支えあえるよう、各都道府県ごとのグループ『県人会』を作りました。
個人的に一押しなのがこの「県人会」です。西野さんのYouTubeの生配信を見てたらコメント欄に「千葉で地震あったみたいですよ」って流れてきて、それを見た西野さんが爆速で対応した次の日にできたんです。
上記のブログに書いてあることを簡単にまとめるとこんな感じです。
スタッフへ
被害が予想される規模の地震や台風があった時、“その時に動けるスタッフ”が、すぐに、被災地のグループに飛び、安否確認のスレッドを立ててください。
被災したサロンメンバーさんへ
・人手や物資が必要な被害があれば、遠慮なく安否確認のスレッドのコメント欄に被害状況を投稿してください。
・その時、「人手が必要です」「○○が不足しています」だけを書いてしまうと、「支援が集まりすぎて、かえって邪魔になる」ということが起きてしまう可能性があるので、支援内容には必ず「支援して欲しい量」も添えて、お書きください。
他のサロンメンバーさんへ
・被災された方と同じ地域にお住まいのサロンメンバーさんの中で、比較的元気な人が(無理のない範囲で)助けに行ってあげてください。
・人や物資が集まりすぎてしまうと、被災された方を困らせることになってしまうので、救援に向かう際は必ず「事前に報告」してください。
・被災された方の負担を極力減らす為に、コメントのラリーはワンターンで終わるように工夫してください。相手の返事が「はい」か「いいえ」だけで済むように配慮してあげると優しいと思います。
このわかりやすい指示最高です!
卒論書きながらいろんな論文や行政資料を読むんですけど、これだけ的確かつ専門的で読みやすい文章はなかったですね。
災害時パニックになってもこの指示通りに行動すれば間違った判断をしにくいと思います。
たまたま覗いた生配信で、たまたま千葉で大きめの地震が起こって、それにきちんと対応する西野さんの姿を見れて「こういうリーダーがいるコミュニティ」って有事の時も安心できるなと思いました。
2020年7月の九州豪雨での取り組み
こうした土壌がある中で今年の7月九州豪雨が起こってしまいました(ブログは5月)。サロンメンバーの中にももちろん被災された方がいらっしゃいました。
そこで西野さんが立ち上げたクラウドファンディングがこれです。
このクラウドファンディングでは約570万円が集まり、高圧洗浄機など被災したサロンメンバーに送ったそうです。詳細はこちら↓
こうして大きな災害が起こった時に現地の様子がいち早く知れたり、支援がしやすくなってサロンに入っててよかったなとつくづく思います。コロナウイルスのこともあってか、かなり現地はボランティアが少なく苦労したみたいです。
サロン内に被災した人がいるのでメディアに取り上げられなくなっても身近に感じることができるのもなんだか優しい世界だなと思います。
支援が止まらない世界の創造
今も起こっていることなんですけど「支援の循環」がサロン内で活発化すると思います。
支援された側は支援する側に回り、支援してた側が支援される側に回ることもあります。
この両者が「サロン」という共通項を持っていることで繋がり支援が循環します。オンラインのコミュニティだからこそ場所が固定されないのでここは大きな強みです。
またこの支援の循環は、災害に限らずどんなことでも当てはまります。これが5人とかだったら厳しいですが、7万人ものサロンメンバーがいるのでしっかり回っていると思います(多分全部把握できてる人いないくらい多発的)。
僕も西野さんが指揮を取っていないプペルVRやブロードウェイミュージカルといったプロジェクトを楽しく見させてもらってます。時には支援して時には参加してという形ですが普段の生活では味わえない刺激があります。
最後に
「プペルのことばかりじゃなくてそんなことまでやってるんだ」
「意外と行政みたい」
「災害対策なのに堅苦しくない」
などなどいろいろな感想を持ってもらえたと思います。
興味のある方はぜひ入ってみてください!
1月も後半で寒い日が続きますが皆さんお体ご自愛下さい!!
読んでいただきありがとうございました。
執筆活動のモチベーションになります!あと僕のご飯にもなります🍚