ハウツー本とするにはもったいない 結論から言います。 これを読まれている人から「何を言ってるんだ!」とツッコまれそうですが、ここはあえて。 森岡健太氏の最新作は”板書のハウツー本”ではありません。 なぜぼくがそう感じたのか、いくつかの理由を添えて伝えていきたいと思います。 生徒指導と道徳 今年から教職大学院に進学をしています。専攻は「子ども理解・学級経営」です。「あれ? 次元って道徳なんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、道徳がぼくの中核になって
箱根駅伝の熱狂から数日が経ちました。 往路を独走した創価大、復路で稀に見る大逆転を見せてくれた駒大。 王者の貫禄を落とすことなく走り抜いた青学。 どの選手も本当に素晴らしいレースを見せてくださいました。 ですが、その素晴らしいレースの傍らで見る者を落胆させる とても残念な出来事がありました。 そうです。 沿道の応援へ駆けつけた人の多さです。 あれだけ「応援はお控えください」と言われていたのに、です。 その多くは子どもではなく大人でした。 道徳教育の失敗この一面だけを切
C「勤労・公共の精神」の内容項目となっています。 「働くことの良さって何ですか?」 こう問われたとき、皆さんならなんと答えますか? 生活のため、やりがいがあるから、気分転換に・・・考えれば色々ありそうです。それゆえに子どもたちのスタートラインもバラバラで、指導者側が芯を持って授業に臨まなければ着地点もバラバラになってしまいます。今回は、そんなC「勤労・公共の精神」の授業を作ってみました。 1.板書は 今回も横型の板書に落ち着きました。チョークの色で区別化を図ると良いと思い
お久しぶりです、次元です! 猛烈な筋肉痛(主に大胸筋)に悩まされながらこの記事を書いています。 さて、久しぶりになりました道徳実践の投稿です。 ぼくが道徳の授業をデザインする流れとしては発問をブワッっと洗い出し、板書の形をイメージできればあとは子どもたちと創っていく・・・そんな形で考えていくことが多いです。これがどなたかのお力になれば幸いです。 1.板書に困ったら・・・ 高学年の道徳教材は、低学年教材と比べると登場人物が多く、読み取る力が高くない子どもにとっては
1.薄っぺらい部分に触れただけの道徳 前回の記事(「板書と発問で作る道徳https://note.com/983016dai/n/n4afa1d3a6816」)でも触れましたが、ぼくが今のようにちょっとだけ道徳を話せるようになるまでには、それはもうたくさんの失敗授業が死屍累々と折り重なっています。 「最新鋭の教育」と言われていた自治体にも何度も足を運ばせてもらいましたが、どう追試してもうまくいかない授業ばかり・・・。 下の写真も、とある自治体でいただいた”型”を追試したと
こんばんは、道徳の授業が好きすぎてたくさんの先生方に片っ端からアイディアをいただきまくってる次元です。 のっけから何ですが、年だけ中堅教師ですからまだまだ学ばせていただく立場だと思っています。ですから、他の先生方が紹介してくださってるような「イロハ」や「心構え」は解説できないかもしれませんが、好きだからゆえにちょっとだけ道徳のあれこれをお話しできるかもしれません。 ぼくがこれまでにたくさん与えてもらったように、これを見た先生方が授業づくりにいかせる何かしらのヒントを持ち帰るこ
改めまして始めましたnote! こんなSNSがあるのを知らず、フォロワーさんが使ってるのを見てアウトプットにもってこいじゃん!と思い立ち、始めた次第です。 ここでは主に道徳のことを、自戒を込めて整理していきたいと思います。その結果ちょっとでも道徳の垣根が下がってくれたらホントに嬉しいです! Ⅰ.ぼくと指導者としての道徳の出会い遡ること15年前になります。初任校で当時の研究主任が引っ張ってきた大きな研究大会がありました。教科は道徳