学会のご用意しているエクスカーションをご紹介しております。エクスカーションをご利用されない方も広島観光の参考にしていただければ幸いです。
トップ画像は広島の建築・都市を紹介するサイト(一部近県もあり) arch-hiroshimayより(https://arch-hiroshima.info/arch/hiroshima/rerf.html)
放射線影響研究所見学コース
HIROSHIMAが世界に知られる平和都市になったのは原爆投下により壊滅的な被害をうけましたが、そこから見事に復興を遂げたためですが、放射線影響研究所は被爆者を対象とした疫学研究を長年実施し、放射線被ばくの健康影響について多くの知見を発信してきた研究所です。
この場所でずっと研究されてきたLSS(Life Span Study)、AHS(Adult Health Study)はぜひ知っていただきたいですし、新しく始まる2世ゲノム調査等の研究の概要を聴くだけでも、疫学研究の奥深さ、興味深さ、難しさを感じることができると思います。
また、学問的価値は素晴らしいのはもちろんですが、建物にも一見の価値があり、研究所のかまぼこ型の建屋は特徴的です。この放影研は2025年度には今の場所から、広島大学霞キャンパスに移転することが決まっており、今の場所を見学できる最後の機会かもしれません。
おまけとして、もしも前川國男氏設計の比治山ホールを見せてもらえるのであれば、こちらは芸術的な面で建物として一見の価値があります。
放射線影響研究所
LSS(Life Span Study)
藤原佐枝子, 山田美智子, 高橋郁乃. 大規模疫学研究の現状─広島・長崎の成人健康調査─. 脳卒中. 2009;31(6):439-442.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/31/6/31_6_439/_pdf/-char/ja
比治山ホール
前川國男氏