<何故、法律家は宗教を信じるのか>
元最高裁判官判事に、団藤重光先生という方がいらっしゃる。(師は小野清一郎先生) 刑法のスペシャリストであった彼は最高裁判官判事当時、強い後悔の念と共に一つの境地に到達した。
それは、『人が人を裁く道理は存在し得ない。』というもの。
過去に彼は、1つの選択を迫られた。 目の前にいる罪人は死刑にすべきか否か。 彼の考え1つで決まる。どちらを取るべきか非常に悩ましい問いだった。 彼は死刑を選択した。その後、強い非難を浴びる。
『人は目の前の感情に必ず左右され、決して妥当な決断を出来るとは限らない。』
同じ人物でも死刑を目の前にした人には『可哀想だ』と思い、人を殺した現場を見たら『許すまじ』と思う。
そして、事実は解釈次第で如何様にもなり得るのである。だからと言って事実を把握しなくて良いわけではない。
彼はその後、親鸞の教えに埋没していき、『この世は完璧なまでに秩序だった因果の網の目で成り立っている』ことを理解するに至るのである。
あなたは、感情を信じるのか。それとも事実を信じるのか。もしくは自然原理を信じるのか。
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