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あるところに 元気のないおおかみがいました。 わけもなく いつもため息ばかりつき トボトボあるいていました。 その様子を心配した村長に「そんなに暇なら森の学校に通う子供たちに本を読んでやってくれ」とたのまれました。 とりあえず やることもないので 適当な本をもち しぶしぶ行くことに しました。 教室には たくさんの羊の子供たちがあそんでいました。 「てきとうに読んで帰ろう」 遊んでいる中 おおかみはひとりで読み始めました。 すると うるさかった子供たちは 静