ジャガイモを「土寄せ」する2つの効果
緑色になったジャガイモ
昨年(2023年)の梅雨入り前、
はじめて作ったジャガイモの約半分は緑色。
ジャガイモは、光に当たると「ソラニン」という自然毒が発生し、
表面が緑色になって、食べられなくなります。
農薬や肥料を使わないで育てる自然農法/自然栽培だから、
タネ芋を植えたら「自然のまま」に育てれば良いんだと、
悪い意味で放置してしまったことが失敗でした。
しっかり育ってくれたジャガイモが美味しかっただけに、
緑色になったジャガイモを泣く泣く廃棄したことは苦い経験です。
ジャガイモが育つのはタネ芋の上?下?
土を掘り起こして採れるジャガイモは、
タネ芋から出た根から出来るイメージでしたが、それも間違っていました。
正しくは、地下茎の先が太ったものがジャガイモ。
つまりタネ芋の上に伸びた茎が枝分かれして太ると、ジャガイモになります。
また土寄せをして土を盛り上げると、地下茎の数が増えるため、たくさんのジャガイモが収穫できるという理論です。
つまり土寄せは、①ジャガイモが緑色になるのを防ぐだけではなく、②収穫量アップのためにも重要な作業なのです。
晴れの日を狙って土寄せ
今年は、昨年の失敗を繰り返さないために、
イギリスで自然栽培をされている今橋さんのYouTubeを観て予習。
この週末、ゴールデンウィークの初日から土寄せ(1回目)の作業をしてきました。
草に埋もれて、ジャガイモがどれか分からないですよね。
緑肥として、畝の間にえん麦とヘアリーベッチを植えているので、
3週間ぶりの畑は、予想以上に草むらと化していました。
気温22度。汗ばみながら約3時間掛けて草取りと土寄せを行ったところ、
約90本のジャガイモの苗が綺麗に出てきました。
立派に育っててくれて、ありがとう!
今回、畝の間のえん麦は、刈り取らずに「麦踏み」をして根の成長を促進。
畑の水捌けを良くしてくれる効果を狙います。
今橋さんのYouTube動画では、ジャガイモが30cmくらいまで育ったら、
2回目の土寄せをするとのことなので、また5月中旬以降になるのかな?
2月に植えたジャガイモたち、
梅雨前までには、美味しく育ってくれますように。
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