🐾「イチョウ?」「ぎんなん?」
茶碗蒸しに入っていると嬉しい、黒豆柴です🍀
本日は「銀杏」の話をします。
日常の素朴な疑問や雑談を親子の会話のきっかにしながら、興味や関心を育み、疑問を調べたり解決することで、学びや成長につながると嬉しいです。
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銀杏✨
銀杏は茶碗蒸しや土瓶蒸しに入っている食材です。
ときおり茶碗蒸しに2個入っていると得した気分になるのはボクだけじゃないと思います。
銀杏を「イチョウ」と読むときと「ぎんなん」と読むときがあったり、銀杏は「身体にイイ」というときと「中毒になって危険だ」と、正反対の話になったり、銀杏には不思議が多い気がします。
素朴な疑問✨
ボクの生息地(営業エリア)は、銀杏の産地(祖父江町)です。
いまの時期は銀杏の並木道は「黄葉(こうよう)」しており、ライトアップされると黄金色に輝いてみえます。
食べ物の話は妻の得意分野です。
いつもは妻の素朴な疑問を解決していくこのコーナーですが、なんだか本日は妻が解説をしてくれるようです。
わが家は、家族で調べものをしたり、議論をすることが好きです。
家族のだれかに素朴な疑問があると、すぐに雑談と家族会議が始まります。
素朴な疑問に全員が納得するまで調べたり、説明したり、ときには白熱したバトルに発展していきます。
イチョウとぎんなん✨
「ぎんなん」は、並木道や街路樹などでよくみかける「イチョウ」の木になる実のことです。
秋になると黄葉したした「イチョウ」の樹の下にたくさん落ちている萎れたさくらんぼのような実が「ぎんなん」です。
樹木を「イチョウ」と読み、実を「ぎんなん」と読むような感じでいいようです。
「銀杏」の「杏」は「あん」「きょう」と読みますが、「なん」とも「チョウ」とも単独では読みません。
「ぎんなん」は「ぎんあん」が連音化して「ぎんなん」になり、「イチョウ」は、中国では銀杏を「鴨脚」と書いて「ヤーチャオ」と発音していたことから「イチョウ」になったようです。
「鴨脚」と言われてから「銀杏の葉」をみるとなんとなく「鴨(アヒル)の脚の裏」に見えなくもありません。
※詳しくはお近くの教師経験者の「りょーやんさん」や「たこせん枝瀬さん」に尋ねてください。
栄養豊富✨
銀杏は、漢方薬にも使われるほど栄養価が非常に高い食材です。
・美肌効果…ビタミンC
・むくみ、高血圧予防…カリウム
・骨をつくる…リン
・貧血防止効果…鉄
・悪玉コレステロール、中性脂肪減少効果…レシチン
・血行促進作用、疲労回復を助ける…抗酸化作用物質
駄菓子(だがしかし)!!
ニオイと毒性✨
銀杏には、独特のニオイや毒性がありますが、理由は解明されていません。
植物に苦みがあったりニオイがあるのは外敵から身を守るという理由が有力とされています。
銀杏の種子は皮膚炎及び食中毒を起こすことが知られています。
食用とする種子には、ビタミンB6に似た4'-メトキシピリドキシンが含まれており、食べ過ぎると、嘔吐、けいれん、呼吸困難といった症状が現れ、命に関わることもあるようです。
日本の言い伝えに「歳の数以上は食べてはいけない」とあるようですし、メチルピリドキシンという成分が含まれており、犬や猫に神経症状を引き起こすとも言われています。
銀杏の下処理✨
📖 実から種を取り出す
地面に落ちた実を拾ってきた場合は、果肉を腐らせると種が取り出しやすくなるそうです。
また、水で良く洗いながら種を取り出しますが、銀杏はニオイがきつく果肉の油脂で手が荒れるそうです。
取り出した銀杏の種を数日、天日干しして殻の色が真っ白になると食べごろの様です。
※黒豆柴は料理を一切やらないので専門家に聞いてください。
📖 殻をむく
銀杏の殻をむくのは、封筒に入れて電子レンジで加熱するのが一番手っ取り早いです。
封筒に銀杏の種を20個ほど入れて口をしっかり閉じてレンチンします。
親子で銀杏の種をレンジでチンして塩を振って食べるのがおススメですが、下処理からするのはハードル高いです。
いろんな意味で大変な銀杏ですが、栄養素が高い食材なので少量を美味しく工夫していただきたいものです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
少しづつ更新していきますので、よろしくお願いします✨
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物理学者を育てる子育て
夫婦の子育て記事、日常の素朴な疑問記事です。 息子の夢「万物の理論の完成」のため物理の普及活動をしています。 後進の育成、親世代との共育、…
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