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たとえ話が伝わらない人がいる

たとえ話が伝わらない・・・というのは、まだ正直オブラートに包んだ言い方だ。もう少し正確に言うと、「たとえ話をしていることを理解出来ない人がいる」

実例を出してみよう
マグニチュードと震度の違いについて説明するとする。

マグニチュードとは地震の強さを示す数値で、震度とはその地点の揺れの大きさを示すものだ。
これをたとえてみよう。まず、大きな池を想像してほしい。そこに大きな石を池の真ん中くらいに投げる。どっぼーんという音とともに、着弾点には大きな波が産まれるが、波紋が広がるごとに波は小さくなり、いずれ消える。

この、マグニチュードが石、波や波紋が震度だ。

石が大きければ(マグニチュードが大きければ)大きな波が産まれるし、遠くまで波が広がる。小さければ波も小さく、すぐに収まる。同じ石を投げても、場所によって波紋の大きさは異なる。

たとえ話の内容は、おわかりいただけただろうか?

しかし、こういう話をすると「小さい石でも全力で投げれば大きな波紋になる」とか言う人がいる。
いや、これならまだいい。屁理屈の範囲内だ。
「小さい石でも、全力で投げればそのぶんエネルギーが加わるから大きな石と同じような感じになる」という感じで説明することができる。
下手をすると「池にでかい石を投げたら迷惑だ」とか「子供が真似したらどうするんだ」のような話にまで持っていく人がいる。

こうなると、もうどうしようもない。
そういう話じゃないのに、そこが理解できないらしい。おそらく本筋の話とたとえ話が全くリンクしないのであろう。

では、たとえ話を使わずに話せばいいじゃないか、と思っても、普通に話をしても伝わらないからたとえ話にしたのだ。もう一度話を戻しても、結局伝わらない。

どうしたらいいのか?というは正直わからない。
おそらく、相手の理解度を確認しつつ、根気強くやるしかないのだが・・・

誰か、良い方法があったら教えてください。

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