東大合格者の自宅取材はもうやめよう。
うんざりするほど見てきた、雑誌などの東大合格者取材。
取材してみると、東大合格者などの難関大合格者ほど「勉強しろと言ったことはない。」
だからみなさんのご家庭も考えたほうがいいですと、と言わんばかり。
しかし、その手の話はもううんざりです。
大体、取材対象となるご家庭が、首都圏でそこそこ裕福なご家庭=少なくとも両親のどちらかが難関大卒業で、官僚、医者、士業(弁護士など)、一流企業、経営コンサルタントなどピカピカの経歴のご両親だらけ。
つまり、ある程度の学力素地があって、それを支える財力もあるところばかり。
それ、参考になりますか?
残念ですが、ガツガツ努力して這いつくばって東大に入った人物像は、当たり前過ぎて面白くないから、こういった家庭を取り上げているだけなのです。また実際に、首都圏で取材をしようとすると、その多くが私立中高一貫校になり、そもそもその生徒は上記のような条件に当てはまるご家庭が多い、という事情もあります。
これを読んでいる、私と同じ多くの平凡な家庭のみなさま。惑わされてはいけません。凡人には凡人の戦い方が必要です。