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自己紹介/異世界からこんにちは。

タイトルから豪快に嘘をついてしまいました。
はじめまして。主に書籍の校正・校閲を生業としているくろぶっちと申します。
フリーランス3年生です。
黒縁眼鏡が名前の由来ですが、黒縁じゃない時もあるのでご注意ください。


なぜ、冒頭から大噓をぶっこいたのか?

それはね…プロフィールにも書いてある通り、異世界もの(転生したり、転移したり…人生とはままならぬものです)が多い、ライトノベルを主戦場にしているから。
7割くらいはラノベです(他は児童書が2割、ビジネス書が0.5割、官能小説0.5割)。

ありとあらゆる尖った設定の異世界に強制的にトリップさせられたことで、別の意味でトリップしてしまったわけではなく、引きが強いかなぁという功名心からついやってしまいました。
申し訳ございません。

軌道修正を図ってみる。

ここからは真面目にいきます。すみません(謝ってばかり)。

出版・印刷業界の関係者であれば意外と身近な存在(?)なのではないかと思われる校正、校閲というお仕事。
そんな校正者や校閲者ですが、世間一般的には謎に包まれた存在なのではないでしょうか。

おそらく私の親も、私が今何をして禄を食んでいるメシ食ってるのか知らない(理解しきれていない)のではないかと思います。
※禄を食む→給料を受けて生活する、なのでフリーランスにはあてはまらないぞ、と仕事ならツッコミ入れるところですね(ルビでごまかす)。

2016年に日本テレビで放送された『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(原作は宮木あや子さんの『校閲ガール』)の影響か、そもそもの石原さとみさんの魅力によるものか、知名度自体は上がったように思えます。

それでも、実際のお仕事風景をパッとイメージできる職種ではないでしょう。

で、何を伝えたいんだい?

校正・校閲を身近に感じてもらいたい。

そんなこんなありまして、このnoteを通して、皆様に校正や校閲というものをもっと身近に感じてもらえればな、というのが始めた理由のひとつ。
まぁ実際は、新聞に雑誌、書籍、マンガ、テレビのテロップやフリップ、YouTube動画のテロップ、チラシにDM(ハガキとかの方)…あらゆるところで私たちの影が見え隠れしているのですがね!(ババーン!)
…またふざけてしまいました。

皆様もXのポストにしろ、ご自身のnoteにしろブログにしろ、投稿やら公開やらする前に必ず見返しますよね? ね?(圧)
(ネットに溢れる誤字脱字に憤っているわけではありませんよ。断じて)
そう、実は誰も彼も我々のお仕事と似たようなことをしているんですね。
ということは、もうすでに皆様も校正者であり、校閲者なのです!(いいかげんにしろ)

校閲者の本質である指摘力=書く力を高めたい。

10年以上近くこの仕事をしてきました(年が明けたばかりのため正確な年数を数えるのを脳が拒否しました)。
そんな日々の中で校閲者に求められる最も大事な能力って、
指摘するに至った理由や意図、背景を著者や編集者にいかに簡潔に、正しく伝えられるか
なのではないかと、この2、3年でやっとこさ気づきました。
もちろん、誤脱を見逃さない、差別表現をスルーしない、固有名詞に間違いがないかしっかり確認する、といった基本的な作業を漏れなくこなしたうえで、です。

基本的に、我々と著者・編集者はゲラ上でやりとりをします。
私の場合は、さらに間に組版会社の担当が挟まっています(いつも板挟みで大変そう)。
文字だけでのやりとりって、本当に難しい。
LINEやメール、チャットで同じ思いをしたことのある人も多いのではないでしょうか。苦手な人もいるかもしれませんね。

指摘内容がうまく伝わらなかったのか、意図したことと異なる方向に設定が変更されてきたり、ママ(「そのまま」のこと)となっていたり。
よくありました。というか今もあるんです。
ペーペーの頃は「なんでそうなるんだよ」と苛立ちながら再校ゲラと向き合っていたわけですが、今は自分に矢印を向けられるようになりました。
もっと違う伝え方があったんじゃないか、と思えるようになったんですね。

相手に何かを伝える力をもっと向上させるためにはどうしたらいいか。
書く機会を増やせばいいじゃん。
じゃあnoteじゃん!(←イマココってやつですね)
単細胞感がすごい。

ライター上がりなので、書くこと自体は苦にならないタチではあるんですが、書く場がなかった。
いや、あったんだけど、やめてしまった(以前アメブロでサッカー関係のブログをやっていました)。
そのブログの再開も頭の中にあったのですが、そもそもログインできんくなってしまった(登録メアドなんだっけ状態)。

じゃあnoteじゃん!(再)

というわけです(何が)。

これからのこと。

今後noteでは、下記のような内容を書いていくかもしれませんし、書いていかないかもしれません(「箇条書きリスト」という機能を使ってみたかっただけ)。

  • なぜこの仕事をするに至ったのか。

  • フリーランスになった経緯。

  • 校正、校閲していて気になった表現についての考察。

  • 過去の失敗談。

  • 迷いがちな同音異義語の使い分けについて、自分なりの掘り下げ。

  • 街で見つけた誤字大発表会。

などなど、思いつくままに書き進めていければなと思っています。
ただありがたいことに多忙なもので(リア充ですね、うふふ)、更新頻度は低めになると思われます。
Xもやっていますが、サッカー成分多めなのでお仕事関係はこちらにまとめていく所存。
あれ、でもなんだか最後の大発表会はX行きな気がしてきましたぞ。

皆様から「この言い回しとか表現についてどう思うん?自分」というコメントをいただいて、それにお応えするのもいいかもしれませんね。
(上から目線でこられたらもちろん無視しますけどね)

ここまで、くだらない自己紹介(そもそも自己紹介なのかはさて置き)についてきていただき、誠にありがとうございます。

そんなあなたにこっそりお伝えしますね。

noteを始めた一番大きな理由が、

新しく名刺作ろうと思ったけど、載せられる情報少なすぎ!

だったってことをね!

会社やってるわけでもHP持ってるわけでもないし、Xアカウントは載せたくないし、Facebookは塩漬けだし…。

じゃあnoteじゃん!(再々)

……。

ありがとうございました。
懲りずにまたおいでくださいましね。

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