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自我復元 非公開文章 HG-007

◆はじめに

本記事では無明庵が提唱する分割自我復元法等に関して、故鈴木崩残(EO)氏とやりとりしたメールの一部を記載しています。



内容は2013年9月~10月の間、下記の桜の間掲示板に掲載されたアンケート等の返答として復元ブログに掲載した内容他、鈴木氏とやりとりしたメールから個人情報などを消去した上で掲載しています。


[269]■ ★分割自我復元★その269■子供を汚染した親のチープな格言  by:鈴木崩残
 2013/10/11(Fri)17:55:52

http://www.mumyouan.com/k/?S269

上記のアンケートの回答は無明庵の掲示板ではなく下記の投稿[272]内にリンクされた個人の復元ブログに記載する形で当時は公開しました。


[272]
★分割自我復元★その272■影響した「口癖」のアンケート結果  by:鈴木崩残  2013/10/15(Tue)07:15:38

http://www.mumyouan.com/k/?S272

投稿内には[269]の投稿の回答を記載した復元ブログのリンクがありますが現在はリンクが機能していない為、以下に全文を転載しました。


2013/10/14 (月) 2:10
洗脳被害について【円廻】

崩残さま
 
[269]■ ★分割自我復元★その269■子供を汚染した親のチープな格言
の内容について、私が影響された言葉を探してみました。
 
まずは、記憶から、
自分が「揺らいだ」状況を思い出し、
そこから、揺らいだ原因となった言葉をピックアップしてみました。
 
「揺らぐ」には多くのパターンがありましたが、
過去の状況を追体験したときに、
自分のとった行動に対し、「不満」の発生する揺らぎを狙い、
その原因となった言葉を拾い出しました。
 
・食っていく為にはしょうがない。
・難しく考えすぎでしょ。
・仕事ができないのはあなたの能力が低いせい。
・お前は大丈夫なはずだ。
・そんなのはくだらない。
・失敗はいけない。
・動揺するな。
・弱くてはいけない。
・自信を持ってなければいけない。
・泣いてはいけない。
・怒ってはいけない。
・それは惨めなことだ。
・おまえらしくないことをしている。
 
記憶の中では、この言葉のを聞いた私は、
自身で考える事を止め、相手の意見に従い、身を委ねていました。
 
当時は無くとも、今は、そこに不満がありました。
 
何故、身を委ねたかと考えると、
これらの言葉を発した主は、皆、私の事を大切に思っているからだと、
思っていたからです。
その、私のことを思ってくれている存在に、
身を委ねれば、悩みや問題が解決し、楽になったり、安心できると思っていたからです。
 
このようになたのは、
「自身には悩みや問題を解決する力が無い」
と思っていたことが原因です。
 
力が足りず、問題が解決できない自身より、
従えば、問題が解決できると思ってしまっていた言葉と、
それを発する他人に身を委ね、行動方針としてしまっていました。
 
疑問や不満のあるときもありましたが、
それを、発している私自身では問題解決できないと思っているので、
無視をしたり、見てみぬフリを多くしてきました。
 
今、考えると、これらの言葉を私に向けて言った人たちは、
その時、私を生かそうとするのではなく、
私を使い、自分達を生かそうとして、私に向けて言葉を放った場合が殆どだと思いますが、
当時の私はこのように考えることができませんでした。
 
記憶から掘り出した言葉の先に、どういう人格の人がいるかを考えてみると、
自身の中で、他人を生かす言葉に身を委ねているので、
そこで、自身が育つということは決してありません。
 
育っているのは、
個性はもとより、自主性もなく、創造性もない、
口にする言葉、書く文章、行動、考え方、
全てが他人から受け売りの人格、仮想人格です。
 
ここで、悔しさと怒りがこみ上げてきました。
これじゃ死んだ人も同然、生きている価値がないじゃないか!と、
 
なぜ、主人格を引っ込めることを選んできたかというと、
そこには、両親の影響がありました。
 
両親は、多くの場合、私の主人格ではなく、
仮想人格を肯定していました。
 
仮想人格は両親にとって、
予測不能の行動をすることも無く、
手間もかからず、自己主張もしない、
とても都合の良いものですし、
私の仮想人格を通して、両親自身の存在を確認できたと推測します。
 
だから、自覚、無自覚問わず、
肯定していたのだと考えます。
 
大切かどうかは関係なく、
都合がよいから、肯定しているのに、
それを、私は大切にされていると勘違いしていました。
 
幾度となく、肯定されたことが原因で、
私のこの行動は正しいのだ、仮想人格でいることは
良いことだと考えるようになってもいきました。
 
そして、仮想人格でいれば、褒められ、怒られず、恐怖することが無く、
安心もできるので、
その記憶から、仮想人格で生きることを選び、
結果、両親の意向に沿った、
両親の理想の子供であることを選んでいました。
 
社会に出てからも、この記憶の影響で、
他人の理想の人であれば、
同じく、褒められ、怒られず、恐怖することが無い。 
安心もできるだろうと行動していましたし、
そうであろうとしてましたし、
私の無自覚な行動指針となっていました。
 
言葉の抽出の段階では、自覚できていませんでしたが、
その言葉に影響を受け、自身の中に作っていた
 
「他人の理想であろうとする自分」
 
が、いまだ足を引っ張っていました。
 
 
実は、言葉だけを抽出した段階で、
意識化はできているので、解決済みだろうと思っていました。
 
ここで、手を打とうとも一瞬思いましたが、、
箇条書きした言葉が、反映している人格が見えた時、
強い不快感がありました。
 
そして、自分の行動のおかしさにも気が付きました。
なぜ、先に進むのを止めようするのか?
もう十分だとか理由をつけては、なぜ、それ以上考えたくなくなってくるのか?
おまけに、睡眠不足でもないのに眠くなり、その上、他の事に気を向けようとしています。
明らかにおかしい行動でした。
 
特に、私の場合、余分な睡眠を欲しがるという行動は、
以前、現実逃避として使っていたこともあった為、
これは何かあると思い、不快感、違和感の存在から目を逸らさないようにしていきました。
 
結果、意識化できた他人の言葉から影響を受けた、
無自覚なまま、自身が影響を受けている言葉がでてきました。
 
この体験からは、今後も、もう解決だと、思っていることに関しても、
定期的に見直す必要があると思いました。
 
今思えば、
主人格の方に、問題を解決する為の力がないのは、あたりまえです。
これまで、問題がある度に仮想人格に乗り換えているので、
主人格はいつまでたっても、問題に直面できず、経験を積むことができないからです。
 
ましてや、主人格で、理想を描けないのもあたりまえです。
これまで、描いたことがないのだから。
 
他人の受け売りで手を打つより、
しょぼくとも、
自身で作った解決方法や、
自身で作った理想の方が、価値があると今は考えます。
ただし、本当に納得できるまで、検証と洗練の手を休めてはならないと思います。
 
以前、崩残さんから、
「もう一度、人生やりなおすぐらいの覚悟が必要です。」
と言われたことがありました。
 
当時は自我が復元すれば、それでOKだろうと思っており、
なぜ、覚悟まで必要なのか理解できませんでした。
 
しかし、復元した自我を使いこなすには、
覚悟を決めて、自我の言い分を通そうとする行動力も必須だと、
あらためて思い、言葉の理解のしかたが変わりました。
 
 
円廻

HG-007本文よりの抜粋



◆補足説明


今回の記事は自我復元に直接関連した内容だけではなく、スリングボウというガシェットと無明流の吹き矢の製作記録も含まれています。

この他、メール内では諸事情からハンドルネームを「円廻」(えね)としております。紛らわしく読み進めにくいとは思いますが、黒九=円廻として読み替えをお願い致します。

また、記事内にはメールに記載されていた動画リンクもそのまま残っていますが、時間の経過やYouTubeの仕様変更の関係で殆どはリンク切れとなっています。あらかじめご了承ください。


◆有料部分の内容について


有料部分内容は復元ブログよりの転載文章を含むメール全文となります。
この他、だれしもに必ずしも効果があるとは限りませんが「生の連鎖確認ミッション」についての記載があります。
これまで行ってきた死後のミッションとは異なり、今回のミッションの目的は「今の生に関する契約書」の探索です。


◆注意事項


有料部分に関して私の個人的な資質や性格が色濃く反映されており、無明庵掲示板上で公開された情報と比較し普遍性は少ないと思えます。

また、誰しもが同じ体験をするとは限らず、あくまで一復元実習者の実体験例として参考にしていただければと思います。

復元作業に際して有用な情報は、上記の復元ブログからの転載部分や無明庵の掲示板に掲載されていますので、基本的に有料記事は購入不用です。

また、スリングボウや吹き矢に関してはあくまで参考情報としてください。本記事を参照し製作したもので発生した傷害、事件、事故等についてはどのような内容であっても一切責任は負えません。

以降記事本文となります。


◆有料記事本文


2013/09/25 (水) 0:49
二段式吹き矢について他【円廻】

崩残さま

> それは、吹き矢の威力は、直径ではなくて、
> 長さに比例するという点でした。

以前、崩残さんの動画で見た、博物館の天井からぶら下がっている吹き筒が長い理由が判りました。
YOUTUBE内でも、アジアの原住民が使っている吹き筒の殆どは、2m近い長いものなので森の中で運搬するのにあの長さは邪魔にならないかと、疑問でしたが、
木や竹製の矢の威力を上げる為にあの長さが必要だと思いました。

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