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参考書籍05 虚空の辺境

こちらは無明庵発行の音楽CD付き書籍、「虚空の辺境」についての記事となります。

随分前になりますがコンピュエース秋葉原店で購入しました。このお店に入ってすぐ、左側の一角にはオカルトグッズを扱う魔術堂もあり、今でも秋葉原に行った際には新入荷の書籍やグッズのチェックに足を運ぶ場所です。


副題は、「EO(=鈴木氏)が残した幾何学図形と音楽集」とあるように他の書籍と比較し文章は少なく、書籍の中では魔術的図形とも表現されている紙に書かれたドローイング作品写しが60種類以上収録されています。

作品は、EO氏が神秘体験をする「前」に独自の実験意識や異次元との交流の為に使用していたもののようです。

それぞれの図形には題名がありますが解説はありません。私の場合は題名から受ける印象をベースに図形を眺めてみたり、書籍には無いオリジナル図形を創作するヒントを探す為などに使っていました。

魔術的図形の一部は無明庵の書籍の表紙などに使われています。

他えば分割自我復元理論の表紙の図形には、「治療(TREATMENT)」と題名があります。

バナナを創った宇宙人の表紙の図形は、「護符(TALISMANS)」と題名がありました。

虚空の辺境の表紙にある三つの図形のセットにも題名がありました。


図形作品の他には音楽作品としてCDが2枚付属します。

一枚目のCDはEO氏の神秘体験「後」に収録されたもの、二枚目のCDは神秘体験「前」のもののようです。

どの曲も、音の構成やバランスなどこだわって製作されており、密閉型ヘッドホンの利用が推奨されています。ヘッドホンでしか体験できない音像や、脳を直接刺激する瞑想的音色が含まれているよう。

私は耳栓型のイヤホンで聴いていますが、確かにスピーカーで聴くよりも細部が鮮明になり、音像の位置や音の細部に発見がありました。

収録された曲については短いですが個別に説明がなされたページもあり、製作意図やコメントの記載があります。


今回、分割自我復元の参考書籍として紹介したのは、あくまで私のケースですが復元の最終段階で役に立った図形が収録されている為です。

その図形は書籍の中で「ルーン16Z」として掲載があります。特徴は上下左右非対称であり、一見非常にアンバランスな形でネクロノミコンの紋章に少し似ています。

私が着目したのは、この図形特有のアンバランスさす。

普段はおおざっぱなのですが、仕事柄や性格上、あるものの「形状」にこだわる時があります。

その影響もあり、まるで脳内を掻きまわすかのようにアンバランスで違和感をもつ図形は、同時に修正力も強く作用すると思え(ソースは無明庵のどこかの掲示板情報)、この図形を最大限活用し復元を推し進める力としました。

そのことは、自我復元 非公開文章 HG-001の有料部分に記録しています。


オカルトな図形集と本格的な音楽の組み合わせ作品は無明庵では唯一です。書店でオカルトを離れた分野で探しても、この組み合わせは非常に珍しいと思います。

私は復元作業に活用しましたが、ここに収録された音楽や図形は、幾何学アートとして鑑賞したり、何か創作の為のインスピレーションを得ることに使うのが本来の在り方なのかもしれません。




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