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【読書記録】2024年12月29日〜2025年1月4日

 みなさんこんにちは、こんばんは、そしておはようございます。
 人生のB面に入ってから読書に目覚めたオヤジ、タルシル📖ヨムノスキーです。

 読書好きの皆さん、
 明けましておめでとうございます。
 年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
 私はといえば、年末は30日まで仕事をして、大晦日は2024年のうちにまとめ記事をアップしようと、書いては消し、書いては消しを繰り返し、結局煮詰まって、気分転換に手に取った読みかけの本にどハマりし、結局そのまま読み続け、読み終えたのが31日の夕方。
 それから年越しそばを作って食べ、紅白も見ずに慌ててまとめ記事を書き始め、アップしたのは元日を挟んで1月2日の夜だったという。
 まぁ、これが私の通常運転ってことで。
 ちなみに悩みに悩んで書き上げた2024年のまとめはこちら。

↓↓

 今年もマイペースに、ぼちぼちいきますかね。

 …ということで、足掛け2年にわたる読書記録をどうぞ。

【2024年12月29日〜2025年1月4日に出会った本たち】

⚪️アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

著者 小路幸也

【内容紹介】
 下町の朽ち果てそうな日本家屋で「東亰バンドワゴン」という古書店を営んでおります。店主の堀田勘一は孫の青が実の母親である池沢百合枝さんと映画で共演することになって、どこか嬉しそうです。悲しい別れもありましたが、年が明け、研人も高校卒業を前に音楽の道に進路を定めたようです。そして、大きな決断をした人間がもうひとり──。笑って泣ける大人気シリーズ旅立ちの第14弾!

出版書誌データベースより

【感想】
 第14弾はバンドワゴン史上最も切ないエピソードでした。しかも二連発。
 一つ目は12巻目くらいから語られていた我南人さんのバンドメンバー・ボンさんの死。そしてもう一つは勘一さんの妹のような存在のかずみさんの決意。この決意については、そういえばこの巻の最初からいくつも伏線が張られてました。
 研人くんは将来に悩み。すずみさんも自分が元気でいるためにと一大決心。
 10年以上続いているシリーズだから、出会いもあれば別れもあります。
 今回何よりもおめでたいのは、あの変態実業家・藤島さんが!

⚪️俺たちの箱根駅伝 上

著者 池井戸潤

【内容紹介】
 古豪・明誠学院大学陸上競技部。
箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。
隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?
 一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。
プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。

出版書誌データベースより

【感想】
 年明け前に、気になっていた箱根駅伝が舞台の物語を。
 主人公は予選会に勝ち残れなかった明誠学院大学陸上競技部の青葉隼斗。彼は学生連合チームのキャプテンとして奮闘。
 ここまでだと堂場瞬一さんの〝チーム〟と同じ設定ですが、池井戸さんらしいのはここに箱根駅伝を中継するテレビ局のドラマを噛ませるところ。
 今まで箱根駅伝が舞台の物語はいくつか読んできたけれど、テレビ局ってのは盲点でした。
 来年は箱根駅伝の見方が少し変わるかも。
 上巻は紆余曲折あったものの、当日の走者が発表されたところまで。これがまた熱い!下巻はいよいよレース本番!!

⚪️俺たちの箱根駅伝 下

著者 池井戸潤

【内容紹介】
 ついに迎えた1月2日、箱根駅伝本選。
中継を担う大日テレビのスタッフは総勢千人。
東京~箱根間217.1kmを伝えるべく奔走する彼らの中枢にあって、
プロデューサー・徳重はいままさに、選択を迫られていた――。
テレビマンの矜持(きょうじ)を、「箱根」中継のスピリットを、徳重は守り切れるのか?
 一方、明誠学院大学陸上競技部の青葉隼斗。
新監督の甲斐が掲げた「突拍子もない目標」の行方やいかに。
そして、煌(きら)めくようなスター選手たちを前に、彼らが選んだ戦い方とは。全てを背負い、隼斗は走る。

出版書誌データベースより

【感想】
 今年最後は本当に熱い物語でした。
 伝統ある箱根駅伝において、どんなに活躍しても記録に残らない学生連合チーム。できるだけ多くの学生に箱根駅伝を経験させたいという意図はわからないでもないけれど、なぜこんな扱いになったのか。その経緯はぜひ知りたいと思いました。
 それはともかく走者にも、そして結果的に補欠になった選手にも、それぞれ背負っているドラマがあって、テレビ中継のスタッフやアナウンサーにもたくさんの苦労があって…。
 スポーツは「話題作りのために、とりあえず結果だけ」という私ですが来年はテレビ中継を観てみようかな。…っって、3日は仕事だった!!


ここから2025年!

⚪️社員食堂に三つ星を

著者 山本幸久

【内容紹介】
 東京でキャリア街道まっしぐらの管理栄養士・日元みなほ。ところが突如、紀伊半島の田舎町にある家具メーカーの社員食堂への異動を命じられる。しぶしぶ赴いた彼女を待ち受けていたのは、ベテランパート調理員・郷力だった。社員の健康を考えて試行錯誤するみなほに、郷力は何かと難癖をつけてくる。東京が恋しいみなほだったが、次第に町の人のやさしさや美味しい郷土料理に出会って……。ハートフルな絶品お仕事小説!

出版書誌データベースより

【感想】
 様々な会社の社員食堂を運営する「ウマカフーズ」の管理栄養士・日元みなほが主人公の物語。
 ある会社の社員食堂を一般に開放するプロジェクトを成功させた彼女でしたが、なぜか紀伊半島にある家具メーカーの社員食堂に左遷されてしまいます。その移動先の社員食堂には「女帝」とあだ名される強烈なパートのおばちゃんがいて…。
 大筋は様々な問題を解決しながら、地元の野菜や魚介類を使ったメニューを社員食堂で提供していく話ですが、要所要所に挟まれる80年代洋楽がもう懐かしくて懐かしくて、それだけでハッピーになれました。
 今年1冊目がこの本でよかった。

⚪️イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

著者 小路幸也

【内容紹介】
 堀田家は朽ち果てそうな日本家屋で「東亰バンドワゴン」という古書店を営んでおります。店主の勘一も米寿、曽孫の花陽も成人とのおめでたい日を皆で祝うこともできました。作家をしている紺のもとに盗作を非難する手紙が届いたり、中身を読まずに見返しだけで古書を購入する中学生が訪ねてきたりなど、事件は起きますが、大丈夫。私たちには、この〈家〉があるから。たとえどんなことが起ころうとも、そこに帰りさえすれば、もう一度立ち直り歩きはじめることができる場所。それが〈家〉なんだと思います。――家族小説の決定版「東京バンドワゴン」シリーズ第15弾。

Amazon書誌情報より

【感想】
 シリーズ第15弾は、いよいよ花陽さんが二十歳を迎え、研人くんが高校卒業です。
 相変わらず堀田家では様々な事件が巻き起こります。
 解体前の古い家で聞こえる怪音と血まみれの古書の謎。中身は見ずに見返しだけを見て古本を買っていく女の子の謎。紺さんには盗作を告発する手紙が届き、花陽さんの彼氏・麟太郎さんには別の女性の影が…。すずみさんの手術も無事終わり、堀田家のLOVEは未だ拡大中。
 これから活躍が楽しみなのは、やっぱり芽莉依さんとの結婚と、ミュージシャンとして食べていくと決めた研人くん。そしてかんなちゃんと鈴花ちゃんのちびっ子コンビの成長。

【週刊 オヤジのONE PIECE】

⚪️ONE PIECE vol.1
 ROMANCE DAWN

著者 尾田栄一郎

【内容紹介】
 時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!

Amazon書誌情報より

【名言】

「どんな理由があろうと!!
おれは友達を傷つける奴は許さない!!!」

シャンクス

「おれがなるって決めたんだから、その為に戦って死ぬんなら別にいい」

ルフィ

【感想】
 記念すべき第1巻。
 第1話のシャンクスはやっぱりかっこいい。
 実際にルフィが旅に出るのはこのエピソードから10年後。
 海賊王になる夢を持つルフィと海軍に入りたいコビー。この2人の対比は実に面白い。
 この巻ですでにルフィは「仲間は10人くらい」とか「コックや音楽家を仲間にしたい」と言っていたり、ゾロがなぜ「世界一の剣豪」になりたいのかが語られ。
 これまで漫画もアニメも見ずに子供たちからの情報を断片的に聞いていた身としては実に新鮮。
 海軍の腐敗や同調圧力みたいなものも盛り込まれていて、こりゃ大人も子供も夢中になるわけだ。

【まとまらないまとめ】

 いかがでしたか。
 今年は去年の年頭のように幾つも目標を立てずに、それこそ「気の向くままに気になる本を」をテーマに、マイペースに読んでいきたいと思います。
 そんな中一つだけ新しい目標を立てました!
 それが、

週に1冊〝ONE PIECE〟のコミックを読む!!

 「何を今更」と言われそうな気もしますが、週刊少年ジャンプに掲載されれば毎回X(旧Twitter)のトレンドに上がってくるし、ここは思い切って飛び込んでみようかと。
 とは言っても、週1冊だと1年間で52冊。
 昨年11月に110巻が刊行されたとのことなので、2年経っても現在の最新刊には追いつかないという。
 こりゃぁ、長い航海になりそうだ。

せっかくだから夢は大きく 「乱読王に、オレは、なる!!!」
みたいな。

 お後がよろしいようで。

今年もどうぞよろしくお願いします。

最後に
 読書っていいよね。


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