愛のかたち
3回目のデートで付き合うとかそんな工程全部吹っ飛ばしてるけど彼が好き。
恋のあり方ってどうして型があるような感じになっているんだろう。
私はそんな型には興味がないからそもそもあまり知らないんだけれど、それで知らず知らずのうちに相手を困惑させたり迷惑をかけてるかもしれないんでしょう。
どれぐらいこの「型」に違和感を持っているかというと、そもそも付き合うっていうことにすら契約みたいで違和感を感じるぐらい。
なんでも友達を基準にして考えるのが私の世間一般的に見たらきっと悪いであろう癖なんだけれど、友達に付き合うも別れるも存在しなくて、喧嘩してもなんだかんだ付かず離れずな感じじゃん。
それぐらい気軽だとどうしてだめなの?
お互いがお互いを好きなら、それでいいと思うんだけどな。
私の恋の基準のひとつにしてるものは、声が聞きたいって思う瞬間があるかどうかだ。
今の恋人も前に好きだった人も、別に恋人らしいといわれるようなことはしたいとは思わないけど、声が聞きたくなる瞬間は何度もあって。
ただの友達の声を聞きたいなんて、日常で思う瞬間ないもんな。
いろんな愛の形があっていいと思うけれど型があるのって、もしかして皆、好きって何なのか、友情と恋情の境界線はどこなのか、考えれば考えるほど分からなくなるって実は気づいちゃってるからなんじゃないの。
だからそこからはみ出た愛の形をただの友達とか実は好きじゃないとかってみなしちゃうんじゃないの。
私もそれにずっとこの2ヶ月近く悩まされてきた。
恋だからって盲目にはなれなかったし、触れ合うのはやっぱり苦手だし、愛情表現は素直にできないし、価値観はあんまり合わなさそうだし、実はただ友達として好感を持っているだけなんじゃないかって何度も考えた。
でも、声は聞きたいし会いたいし、いつか会う日のために可愛くなる努力も少しずつしているし、心がほかほかしてるし、それは間違いなくただの友達には決して向かない愛だよ。私の精一杯の愛だよ。
まだ、恋って何なのかよく分からない。
まだ、相手に見せていない素性がある。
まだ、私も相手のことは全然知らない。
それでも、こんなのでも愛は愛なんだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?