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私は・・・

私は忘れられている!

はたと気づいた!

そして、はたと私が

忘れられている事に気づいた時

私を主人はこのまま使わない!

そう思った。

私は鉛筆!

鉛筆といっても、

芯が尖って書きやすい鉛筆ではなく、

使い続けて芯が丸くなって、

太い字でしか書けなくなった鉛筆!

私を削って書き出せば、

私はまだまだ現役として

活躍できる自信がある。

しかし、私の主人は、

丸くなった私に失望したらしく

私を使用しようとはしない。

また、丸くなったら丸くなったで

塗りつぶしたりなど

様々な使い方ができる!

しかし、私に愛想が尽きたらしく

使用しようとしない!

そして、最近ではあとから入ってきた

あの泥棒猫の!

あの泥棒猫の!

シャープペンシルに主人はゾッコンである。

何か用事があればシャープペンシル!

シャープペンシル!と

シャープペンシルを追いかけている。

私はそんな主人にうんざりである!

私が言いたい事は、

長年一緒にいた鉛筆の私を見て!

そして、私の芯を尖らせて!

私は、言葉が話せるのなら

こう、主人に言いたい!



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ひーろん
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