オンライン婚活のTVニュースから、モテを考える
皆さんは最近テレビを観ますか?僕が聞くのは「ネットフリックス」「アマプラ」をよく観ていますという声です。かくいう僕もほとんどテレビは観なくなりましたね。そんななか、たまたまテレビのニュースを観て、オンライン婚活が増えている話しをしていたので、今回はそういった話しです。
オンライン婚活市場が伸びている?
婚活市場が今、ものすごく増えているらしいです。コロナ前が100とすると、コロナになった瞬間に8割ぐらい落ちたそうなんですが、そこからまた、今コロナの前に比べても114%ぐらい伸びているそうです。
落ち込んだ理由は、リアルの婚活パーティーがいきなりできなくなったので、その分一気にドーンと落ち込んだそうです。1対1のお見合い形式もしにくいですよね。今まであたりまえに提供していたサービスが、提供できなくなったわけです。
そこからずっとコロナが長くなり、1人で過ごしている人は「本当にこの先1人で大丈夫なんだろうか」という不安を抱えたと聞きます。なので、「やはりこういうこともあるから、家族が必要だな」と、男女ともに感じたところがあるみたいです。
状況が変わって、誰とも会えない。人と会えるのはオンラインだけ、ということになってくると、人は社会的な動物だし、僕は『人は人によってしか幸せになれない』とかたく信じている人間なので、リアルで誰かと一緒にいたいというのはものすごくわかりますね。
実際僕、ここで何度もお話をしていますが、オンラインの会話だと、大脳新皮質が動かないんですね。ここが動かないということは、受け取れるものが受け取れないという、感情側が揺れ動かない状態になります。 ぬくもりを与える、やすらぎを得るというのを、リアルで一緒にいることで感じたいと思う人が増えたのだと思います。
なので、「自分と共に過ごせる家族っていうのがほしいな」と感じて、婚活に流れこんだ、というのは、すごくわかります。人の心の動きとして納得感がありますよね。
お見合いを成功させるために必要なことは?
ただ、そうはいっても、今まだこのような状況なので「大規模に婚活パーティーやります!」とか、1対1でがっつり会いながら「お見合いやります!」というところを、まだ一歩踏み切れないところがある。そのため手法としては、「オンラインで婚活をやりますよ」というような流れになっているんですね。
僕が観たニュースでは、ある1人の男の人が、オンラインの婚活を頑張っている密着取材で展開していきました。その男性は40代前半で、工場勤務で母親と2人暮らし。「母親もいつまでも元気ともかぎらないし、コロナで家族もほしいということもあったので、婚活を始めました」ということで、婚活会社に登録をして、いろんな方をセッティングしてもらい、オンラインでお見合いをしているところが淡々と流れていました。
すごく一生懸命なんですよ。真摯に取り組んでいて、別に見た目がそんなに悪いことでもなく。お見合いをやりました。けれど、なかなかオンラインのお見合いをしても次につながっていくことがない。一度オンラインでお見合いをすると、女性側から「今回はごめんなさい」ということが、お見合いをセッティングした会社にお断りがいきまして。会社の方が、その男性に「ちょっと今回はまた難しかったです」と連絡をして、空気がドヨンとする、みたいな場面もニュースの中でやっていました。
そしてまた、オンラインのお見合いの機会がきました。ということで、その男性が練習に行きます。面接のためにきたプロフェッショナルな女性と、男性がいて、チェックやアドバイスをするという。時間的には20分間です。
顕著だなと思ったのは、練習に来た男性が1番最初に「趣味はなんですか?」と聞き、相手が何か答えたあとに「そうなんですか」と言って、会話が完全に止まります。そして、話していくと「スイーツは好きですか?」という話になったとたん、どうもその男性がものすごくスイーツが好きだったようで、エンジンがドーンとかかり、ウワーっとスイーツを語り込み、今度女性が「……」となる。反省会みたいなところになったときに20分が終わりました。もうその女性の方がはっきり「会話が楽しめませんでした」と、ズバっと切るんですよ。これを言われると痛いなぁと僕は思ってしまいました。
するとアドバイザーの男の人が、「会話は相手に語らせてください。相手が気持ちよく語れるようにしてください。語りすぎないでください」と男性に伝えます。たしかにこれだなと思いました。会話というのは自分が話すのではなく、相手にいかに気持ちよく話してもらうか。これがすべてだな、と。
僕も今までVoicyでもたくさん同じようなことは言っていますし、占いに関してでも、あるいは自分が主宰しているラボでも繰り返し言っています。相手にいかに楽しく話してもらうか。そのためにすべてのスキルは使われるべきであるし、そこを考えながら会話を組んでいかなければいけない。非常に思いましたね。皆さんもよかったら、意識をしながらスキルを取り入れてみてくださいね。
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