見出し画像

恋愛にまつわる、心理学的に間違った俗説を一挙公開!

ビジネスや恋愛でもモテるをテーマに。ちょっとブラックな心理学をお伝えしています。フォローやスキをありがとうございます。励みになっております。

今日は多くの人がなんとなく信じている「それ聞いたことある!」、「それは正しいんじゃないの?」と思っているけれど、実際に心理学的にはおかしいよというもの。実験によってそれが明らかになった俗説をいくつか紹介していきたいと思います。

性格が正反対に惹かれるはウソ?

まず1番め、「性格は正反対の方が惹かれ合う」、これ聞いたことないですか。自分の足りないところをお互いに補い合うので、結局正反対の方がうまくいということ。聞いたことあるかと思います。でも、これは間違っています。

その論拠としては、2016年にマシュー・ジョンソン博士という方が発表しているレビューです。恋愛関係における俗説についてジョンソン博士が、「それは間違っている」と伝えています。

男女関係においては、共通点があればあるほど親密な関係になりやすいということ。さらに博士はどの共通点をアピールをした方がいいか、という研究もしていて、なんだと思いますか。思いつくものですと、趣味や自分の好きなものなどが一致しているといいんじゃないかと思いがちですよね。

実は1番いいのは『嫌いなもの』。嫌いなものが一緒という人同士は友達としても仲良くなりやすいし、恋愛関係もめちゃくちゃいい関係になりやすいといった結論がでているんですよ。

でも、いきなり「あなたの嫌いなものはなんですか?」なんて聞けないじゃないですか。ではどうするかというと、趣味や好きなものの話から入っていって、そこで「うわ〜、でもあれだけは苦手なんですよ」と出たときに「僕も!」となると、類似性の法則が働いて、いい空気感になりますよ、ということです。

補足で、短期的な恋愛やワンナイトラブの場合には、真逆のタイプに惹かれるということもあり、長期的な場合、真逆はむずかしいということです。


ひとめ惚れはウソ?

では2つめです。「ひとめ惚れ、あるいは運命を信じる」、これどうでしょうか。僕もひとめ惚れを信じているのですが、「運命」や「ひとめ惚れ」は信じてはいけないという研究結果が出ています。

これはフローニンゲン大学というところで出ていまして、ひとめ惚れは恋心ではない。愛ではない。ましてや運命でもない。それはただ性的な魅力だ、と。元も子もないような結果が出ています。

これはフローニンゲン大学で、396人の男女を対象にした実験により、ひとめ惚れをしているときの人間の心理状況を調べたんですね。これ、どのように調べたかは、僕の手元に情報がないのでよくわかりませんが、きっとFMRIなので調べたんだと思うんですね。その結果、ひとめ惚れをしたという瞬間に、その人は親密さや情熱を相手に抱いていないということがわかったそうなんです。

「どういうこと?」と思うじゃないですか。「僕はこの人にひとめ惚れしたんだ!」と思うとき、情熱・親密さ、全然抱いていません。

ではどういう感情を抱いたかというと、相手のルックスと身体の魅力だけ、と。本当に元も子もないですよね。

「ひとめ惚れ」と「身体の魅力」がどれぐらい相関しているかということも調べました。

5点満点で行い、「身体の魅力」が1点あがると「ひとめ惚れ」の確率がどれぐらいあがったと思いますか。もうビビりましたよ。9倍!9倍ですって。「身体の魅力」が1点あがると「ひとめ惚れ」の確率が9倍あがる。やばいですよね。しかも、ひとめ惚れの経験をもつのは圧倒的に男性に方が多いと言われています。

また、これを補完する話がいっぱいあって、「愛情の三角理論」は聞いたことありますかね。情熱・親密さ・コミットメント。この3つの三角形で愛情を表せると言われています。「ひとめ惚れ」はこの中のどの要素とも関係がないということ。

つまり、まったく愛情と関係がない。僕もひとめ惚れする方なので「ひとめ惚れしてはいけない」とはいいませんが、それは恋心ではない。ましてや運命でもない。ただ性的に相手に魅力を感じているだけだということは、頭のどこかにおいていただくといいのではないかと思います。

出典:Pixabay


子どもで夫婦仲が良くなるはウソ?

そして3つめ、「子供が産まれると、夫婦の絆が深まる」。これも嘘だと言われています。言われていますというか、マシュー・ジョンソン博士は嘘だと結論づけています。子供が産まれた夫婦。どっちかというと、夫婦関係の満足度が低下する傾向にあるそうです。あくまでもこれはアメリカの話ですけどね。だからといって子供を持つなという話じゃないと思うんですけど、「子供のおかげで夫婦関係よくなった」、「子供がいるから離婚をしなかった」という話もよく聞きますよね。実際そういうご夫婦を僕も知っています。

実は科学的に、心理学的に調べていくと、子供ができると夫婦関係の満足度がさがりやすい。それによって夫婦関係が悪くなりやすいということがある。僕はこのことに関しては、あまりむずかしく考えすぎなくてもいいのかなと思っています。

「子はかすがい」ということわざがありますからね。ことわざはまったく論拠のないところにはでないと思うので、日本の社会においては「子はかすがい」と言えると思います。

アメリカではそうではないのかもしれません。この俗説「子供が産まれると、夫婦の絆が深まる」というのは、ちょっとむずかしいなと言われています。

ということで、今日は世間的によく言われている俗説が、実は科学的に見てみると違っていた。今日は恋愛に関してのお話だったんですが、こういうの結構あるんですよね。なので、また時間を見て、「聞きたい!」というものがありましたら、どんどん紹介していこうと思っております。



いいなと思ったら応援しよう!