ゴールデンウィークをGWと略すのにやたら抵抗のあるひきこもりニート。
ゴールデンウィークらしい。
いきなり本筋から逸れるけど、私はゴールデンウィークを「GW」と略したくない。それなのにGoogle 日本語入力のバカ野郎がスペースキー1回で略そうとしてくるので腹が立った、なう。
で、ゴールデンウィークらしい。
ひきこもりニートに休みはないので、盆や正月だろうがゴールデンウィークだろうが通常営業だ。よっていつも通りに過ごす、というわけにはいかなかったりする。
弟たちがやってきた。
私のことをゴミだと思っている弟たちだ。
自分がゴミであることを否定はしないが、ゴミにはゴミなりのプライドがある。さすがに兄である前にゴミである私が弟たちの前に姿を見せるわけにはいかない。
しかしそれではいつも通りに過ごすことができない。
何時までいるつもりだろう。ダイエットのためになるべく自炊をしているのだけど、台所は彼らがどんちゃん騒ぎをしているリビングに隣接しているため、このままでは自炊ができそうにない。
そうこうしているとお昼になり、両親が買ってきたものを食べざるを得なくなってしまう。
太り過ぎで医者に余命宣告を受けたのにも関わらず、両親は私に大量の食べ物を買ってくる。死ぬからこんなに買ってこないでくれと言っても、治らない。食事を残そうとすると、誰の金で飯を食っているんだという態度をとられる。両親は自ら手を下さずに私を殺そうとしているのかもしれない。
私が両親に嫌われていて、代わりに弟たちがたっぷり愛情を注がれていることは、幼いころから薄々感づいていた。
昔のように包丁を持ち出したり、死ねと言われることは減ったけど、両親に嫌われていることは変わらない。まして私はひきこもりニートになってしまったのだから、殺されても文句は言えないよな。
ニートに人権はないのだから。
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