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金がない。友もない。そもそも何かをしようという気持ちがない。生きるのに必要なエネルギーを、子供時代に使い果たしてしまったのだ。だからずっと家にいる。自ら進んでそうしているというわけではなく、他に選択肢がない(少なくとも私には選択肢があるように思えない)のだ。 予定がない。あまりにも予定がない。私に待ち受けている予定はたったひとつ。生きとし生けるものすべての終着駅である「死」だ。 この感覚は昔からあった。遥か遠くに「死」が見えていた。すべてがそこに収束してひとつの点になって