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五反田ひとりゴーアラウンド(夜)


「料理屋染川」さんの付き出し。めちゃうま。

4件目の店は、「料理屋染川」さん。
こちらは香川の川鶴酒造さんの日本酒が提供されていた。
「讃岐くらうでぃ」という低アルコールの甘い酒を飲んだことはあったが、
通常の日本酒は初めて。
普段創作料理などを提供しているらしく、
付き出しからとんでもなくも美味しい。
写真を撮る前につまんでしまった。
思わず追加でカレーも頼む。
店主の方は「ただ牛と鶏を炒めただけ」と言っていたが、
一口食べると出汁の香る優しい味わいのカレーで、
日本酒の風味を邪魔しない、とてもおいしい味だった。
日本酒もすごくおいしく、
実はこの辺りから銘柄の記憶もあいまいになってきている。
3杯飲んだことだけは覚えている。
(うち2杯はたぶん、
「KAWATSURU Olive 純米生原酒 さぬきオリーブ仕込み」と
「KAWATSURU NORA KIMOTO」)
隣の感じの良い老夫婦と少し話をする。
二人とも仕事を休んで回っているとのこと。
「やっぱりこんな時にこの時間に飲めるのは、
偉い人か、時間を上手くやりくりしているかだ」とのこと。
ちょっと納得した。
しばらく飲んでいると、
老夫婦から「そこまで飲んだら全部頼まないと」と言われたが、
他も回りたかったので、えへへと笑ってごまかし、次の店へ。

5件目は、バーの「AGI」。
五反田ヒルズ、と呼ばれているビルの中にある。
ここでは丸石醸造(愛知)の二兎がふるまわれていた。
最初に頂いたお酒は美味しかったが、銘柄を見忘れてしまう。

ひとり舌鼓をうっていると、
先ほどの店でもお会いした女性が隣に座る。
話をすると、お酒が好きで普段から色々飲み歩いているらしい。
日本酒に関する様々な勉強をされているとのことで、
ただただすごいなと思った。
夜の遅い時間に友人と集まるらしく、行ってない店も一致していたため、
話の流れでそこからご一緒させていただくことに。

追加でもう一杯だけ注文する。
「純米 二兎 萬歳七十」の4年熟成。
あとで酒蔵の方に聞くと、
もうイベントでしか提供していないかなり貴重なお酒とのことだった。
米の香りを強く感じられつつも、ふくよかな味わいで、
本当に楽しいお酒だった。

6件目は同じビルの中にある「きになる嫁 武道館」。
ここでは月の井酒造(茨城)の月の井が提供されていた。
付き出しはおでんや小料理。もう一回行ってみたいと思った店だ。
お酒はかなり独特の風味で、
ご一緒させていただいた方いわく、
「熱燗の方が味わいやすく、旨味ももっと広がる」。
酒蔵の方も「本当は熱燗で提供したかったが、
手間もかかってしまうのでできなかった」とのこと。
日本酒ハイボールとしても提供していただいたが、
熱燗としても飲んでみたかったと思う味だった。


7件目は「燗酒と小料理 はるじおん」。
ここでは若林酒造(島根)の開春がふるまわれていた。
元々、日本酒は熱燗を提供している店舗らしく、
こちらでは熱燗でふるまわれた。
(銘柄どころか、写真も撮り忘れる)。
まだ暑さ残る日だったが、ほっとする味わいがちょうどよかった。
飲んでいると、別の店で知り合った方がいたりした。
どうやら「さかずきんバッチ」のイラストを描いた方も
飲み歩いているらしい。そこでシールを配っていたようだ。
その方が「よかったらふたりに」と一枚ずつシールを配ってくださった。
とても嬉しいが、たぶん勘違いされてる。そりゃそうだけど。
そのままだらっと飲んで解散となった。

平日の途中にも関わらず、
とても多くの人がお酒を求めて飲み歩いているのは楽しい光景だった。
また来年も参加出来たらなと思う。

このあとは「キングオブコント」。
日本酒を飲みながら最高のコントを楽しみたい。

「二兎」。本当に美味しいお酒。
彦市。独特の味わいがクセになる。

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