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西国分寺の日本酒天国で一人飲み

仕事後に東京・西国分寺へ。
乗り換えで1度使ったことがあったものの、
駅から出たのは初めて。
駅舎から出ると、
広場のようなスペースで
期間限定のスナックを開くというイベントが開かれていた。
その脇の道は、小さな飲み屋街のようになっていた。
その中の一軒、「日本酒処 ら志く」さんでこの日は飲む。

この店は日本酒の飲み比べコースという飲み放題プランがある。
150分は3,500円だが、
60分のショートプランならば1,980円で楽しめるため、
一人で気軽に利用しやすい。

メニューを見ると、
刺身やちょっとした料理などが充実している。
今回はそこまで腹が減っていなかったため、
まずはシラスとポテトサラダを注文する。
突き出しは、モズクと、具沢山の味噌汁。
食べ応えのある味噌汁は、個人的にも好きなので嬉しい。

飲み放題コースを頼むと注意事項の説明があった。
日本酒はセルフで注ぐ方式で、
飲み放題の棚にある日本酒はどれを試しても良い。
レアな日本酒も含まれており、
1種類につき1人1杯、60mlまで楽しめる。

早速棚を見ると、心底驚いた。
新政、十四代、而今が飲み放題に入っている。
十四代と新政にいたっては違う種類が2本。
店主の方いわく、
「さすがに普段はこの中の1種類ぐらいですが、
口開けしていた酒が多くあったため、今日は色々ありますよ」
とのこと。
さすがに太っ腹すぎる。

早速、日本酒を飲む。
色々試したかったので、すべて60mlで注ぐ。
まずは「天美 特別純米 辛天」。
爽快な味わいで旨い。
次は「鳳凰美田 初しぼり 純米吟醸」。
新酒ならではのフレッシュさで、旨い。
そして、「新政 天蛙」を注ぐ。
スパークリングワインのような発泡感と、
独特の甘みがクセになる。
さらに、「而今 純米吟醸 八反錦」も飲む。
このあたりからは、
細かい味の感想はどうでもよくなり、
美味しいお酒と料理をひとりでただただ堪能していた。

周囲には、会社の上司と部下の2人組と、
地元の人と思われる3人、母と娘の2人連れの計3組。
神田の時とは違い、会社員の二人組も穏やかに日本酒を楽しんでいる。
ほかのグループも日本酒好きなのか、
銘柄を言いながら美味しそうに飲んでいた。
良い雰囲気だと感じた。

その後、「国権 純米辛口 紅てふ」、
「たかちよ 青 おりがらみ」、
「十四代 本丸 秘伝玉返し」
「楽器正宗 本醸造 中取り」の4種を飲む。
どれもめちゃくちゃ旨い。
この日は計8杯。
一人静かに日本酒を飲む、ただただ幸せな時間だった。

シメにそうめんを注文する。
納豆がのっていて、こういうのがいいと思える、
ほっこりする味だった。

店を出ると、
多くの人が駅とは反対方向に向かって歩いている。
その波に逆らうように、中央線に乗り込む。

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