M&A法務_課題概要と全体構造_課題と対応の基本_友好的M&Aと敵対的M&A_M&A法務百科>企業法務大百科
敵対的M&Aとは、相手方経営陣の同意を得ないまま株式等の購入を進めることにより経営権を奪取することをいいます。
このような手法が採れるのは、対象企業が公開会社であり当該企業の株式を容易に入手できる環境が必須の前提となります。
すなわち、敵対的M&Aは、株式を公開している企業に対して、TOB(株式公開買付け)を行うことで実現されます。
ところで、M&Aにおいては、シナジー効果の分析において、買収する側・される側双方の協力による精級な分析が前提となるため、双方の経営陣が明確に合意してM&A手続を進めていく事例が大半を占めます。
反面、買収される側の正確で協力的な情報提供がない形でなされる敵対的なM&Aは、成功する確率が非常に低いといえます。・・・(以下、略)
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著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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