企業法務部員として知っておくべきM&Aプロジェクト(5)_M&Aプロジェクトを成功させるためのポイントその1_概説_M&A法務百科>企業法務大百科
1989年に行われたソニーのコロンビア・ピクチャーズ・エンターテイメントをターゲットとするM&A(約5000億円で買収するも業績は振るわず)
2002年5月ころから開始されたウォルマートの西友をターゲットとするM&A(買収価額は非公表ながら、業績低迷)
2003年10月17日に完了したテスコのシートゥーネットワークをターゲットとするM&A(2012年6月18日 には、イオンが同株式の50%を1円で取得する予定であることを発表する形で、撤退)
2006年1月ころから6月ころまでに行われたセブン&アイホールディングスのミレニアムリテイリング(西武百貨店、そごうやロフト等)をターゲットとするM&A(当初1311億円で株式の大半を買取、さらに株式交換で追加取得した際、890億円相当の株式を発行し、投資総額2201億円で買収したが業績不振 )
2006年10月16日に行われた東芝のウェスチングハウスをターゲットとするM&A(6600億円で買収後、赤字続きで巨額損失を出したが、粉飾決算し、後に判明。損失判明後は、東証一部から東証二部への降格指定替え)
・・・(中略)・・・
M&Aという営みは、
「吉本新喜劇でよくみる、全員コケる芸」
のように、面白いように、失敗し、失敗して、失敗し倒しています。
「M&Aの失敗例は、芸能人の離婚率とだいたい同じ比率なのではないか(おそらく90%近くが失敗)」
という私の感覚値もふまえて考えると、M&Aプロジェクトは、成功することが稀有で異常で例外な営みで、デフォルトでは、ほぼほぼ失敗するのが普通、ということになります。
しかしながら、この買物、どの企業も面白いように失敗します。
対象が
「企業」
ということであっても、突き詰めれば、卵や大根やカップラーメンや缶コーヒーと同様、単なる
「買い物」
に過ぎないM&Aです。
逆に、M&Aという営みを成功に導くためには、どのようなポイントをケアすることが必要なのでしょうか。
ご興味のある方は、
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著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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