僕の殻を割った君へ
綺麗な顔だと言われるのが怖かった。
第一印象が内面までも勝手な想像で固められ、
顔が良いから頭がいい、優しい、冷たそう、何でも出来そう、期待と敬遠に囲まれて過ごすのが苦痛で、それに拍車をかけていたのが期待を裏切る事が出来ずに無理やりにでも応えようとする自分だった。
本当は一緒にいたくない人とも傷付けるのが嫌だったから一緒にいた。その内、どれが本当の自分の気持ちなのか分からなくなってしまった。
特に学生時代の恋愛なんて酷いもので、何番目でも良いから付き合って!なんて言葉を何度聞