「人」や「まち」と関わるきっかけ
「人」や「まち」と関わるきっかけ
私はまちづくりの活動に関わり始めて15年、16年くらいになるでしょうか。
旦那さんの実家である今の土地に来て、当時まだ30代だったので何かやっぱりこれまでの自分の経験を活かした仕事をしたいなと思っていました。
この土地に来る前に住んでいたのは、新潟県の佐渡島。
1年くらい東京から通っていましたが、思い切って移住し9年間暮らしていました。
この島は歩けば歩くほど人に出会うところで、本当にいろんな人との出会いが私の半分を作ったんじゃないかと思うくらい、体験としてもこれまでの自分の人生になかった体験をたくさんさせてもらいましたし、出会った人と話したこと一緒に過ごした時間が、これまでの自分の価値観を大きく広げてくれたといいますか
自分の中に何気なく持っていた問いかけの答えを、体験を通して考えさせてもらえる場だったなと思ています。
この佐渡での話し始めると、止まらなくなってしまうので別の機会にするとして
夫の家の事情もあって、浜名湖の側の今の地へ引っ越して来たのですが、最初は家の片づけをずっとしていたのですが、なかなかまちに出かけても人に出会うことがなくて
もちろん小さい町ですけどまちにはたくさん人は居るんですよね。でも人と人として関りを持つことができないというか・・。家族と親戚以外の人となかなかお友達になる機会がない。
お魚屋さんもお肉屋さんも和菓子屋さんもうなぎ屋さんもあるのですが、そう、お客様とお店の人という関りはあるんですけど、「あなた」と「私」というような形で人と関わる機会がない。
「あんたはどっから来たの」「どこの人?」みたいな会話がないんですよね。
まぁ、当たり前と言えば当たり前ですよね。
(今思えば)
そう言えば佐渡を歩いていると、人と関わるきっかえみたいなことがどこへ行ってもメチャメチャあったなぁと、今これを書きながら気付きました。
まぁ私がちょっと普通の観光の人でもなく佐渡の人でもないそんな雰囲気で歩いてたからかもしれないですけど。
民宿でもお寺でも、陶芸家さんのお家でもどこへ行っても本当にそうでした。
「あんたどこんひと?」(あなたどこに住んでる人?)
「どっからきたのんや」(どこから来たの?)
「まぁねまれっちゃ」(まぁそんなところに立ってないで座りなさい)
ここから話しが始まって行くんですよね。
気付いたらそのお宅でご飯をご馳走になったり、お家の離れに泊まらせてもらったり、あそこへ行くとあんないいところがあるよとか、こんな面白い人に会うよとか
とにかくいろいろ教えてくれるし、こんなことまでいいんですか?っていうくらい、特に観光業や役所の人でもない普通の民家の人が精一杯もてなしてくれるというかお世話してくれるんですよね。
懐の深さがあって、人と人を隔てている見えない壁のような境界が低くて、私も背伸びをしなくても等身大の自分で話すことができるというか、そこに甘えることができるというか
今住んでいるところ暮らしているところに引っ越してきて、17、8年経ちますが、佐渡で出会った方の何人かは今でも心と心で繋がっているというような感覚を持っていて、それがどこか何か自分の中の大きな支えになっているようにも思います。
職場や、学校や、何か組織に入らなくても、
そういう人との出会い方や関り方があるんだなって、当時の私には衝撃的でしたけど、この体験がまちづくりを通して「まち」や「まちの人」「まちの外から来る人」と関わるきっかけになっていったのかもしれないなと思いました。
#幸せとは #自分らしく #心の豊かさ #女性の人生設計 #男性でも #扉を開く
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🌱しあわせライフコーチ/心理カウンセラー
/まちづくりコーディネーター
🌱飯田のり子 静岡県在住
人生デザイン構築学校®認定コーチ/認定カウンセラー
エミーク認定コーチ/笑み育認定カウンセラー
心のお悩みを気軽にお話できる『心の保健室』主催
https://heartful-life.hp.peraichi.com/care-room/