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千年鯨の旅日記in信州4

0.前回のあらすじ

 黒一面のわさび農場、そして水と空気の美味しさを堪能した。

1.宿泊先へGO!

 大王わさび農場を後にした私たちは宿泊先へと進む。
 隣町らしく、しばらくかかるとのこと。
 宿泊先はホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんホテル。
 自然たっぷりな世界らしいので楽しみだ。

 しばらく私たちはわくわくしながら進んでいたのだが、とある案内板を見て驚いた。
 道路でよく見かける青い色の案内板、この先こういう地名のところがありますよーっていうやつだ。

 私たちが見たのは、黒部ダムという文字。
 え、黒部ダムってあの富山の有名なダムだよね。
 これが案内板に出ているってことは、近くにあること?
 え、うちら富山県の近くにいるの?
 と興奮。

 長野にはあまり遊びに行かないため、地理の感覚がないのだ。
 以前は松本に泊まったりや諏訪湖のサービスエリアでのんびりしたことがあったが、長野県の北側に行くのは初めてだと思う。
 ということは、今までうちらは
 名古屋から浜松辺りに行く距離+岐阜市から高山市に行く距離=合計の距離
 で移動していたわけかと納得した。

 黒部ダムについては有名だなあという程度だったが、こんなに近くにあるなら行ってみたいという欲が湧いてしまう。
 その夜は、翌日に黒部ダムに行くかどうかと母と話し合うことになった。

2.軽井沢以外にも素敵な別荘地はある

 長野で有名な別荘地だと軽井沢がある。
 しかし、私たちが泊まったホテルの近くには素敵な別荘地があった。
 そこも雰囲気がよさそうなところである。
 軽井沢だけしか知らなかったものだから、長野には他にも素敵なところがあるのだなあと初めて知った。

3.私の理想がたくさん込められている

 ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんホテルに泊まってみた感想を語ると、私の理想そのものの世界だった。
 トレーニングルーム、温水プールや子供のための遊び場の他、本や地元の自然の情報が揃えられている空間もある。
 また、ホテルの名前の由来となった黒部ダムに通ずるトンネル工事の熱い苦労話が込められたコーナーなど見どころはたくさん。

 テレビも充実している。
 大抵のホテルは地上派やBSのチャンネルがあるが、このホテルにはディスティニーカバリーチャンネルというドキュメンタリーが揃ったチャンネルを視聴できた。
 知識を深めるには素敵なところ。
 揃えられている本や図鑑、写真集はどれも上質な者ばかり。
 知識欲がある自分にとってはわくわくなものが揃っていて幸せだ。

4.話し合いの結果は?

 元々翌日にはいわさきちひろの美術館に行く予定だった。
 しかしながら、黒部ダムに行きたいという欲が出てしまい、どうしようと悩む。
 結局は天気の状態が悪いのと、本来の目的を忘れずに初志貫徹で行こうということでいわさきちひろの美術館に決定。

 黒部ダムには一人で訪れてみようかなとひそかに画策しつつ、いつもよりは早めな時間、20時に就寝した。
 中央道で煽り運転するトラックにガチギレしていたから、気力と体力をそこで消耗したのだろう。
 ぐっすりと眠れた。

5.次回予告

 安曇野ちひろ美術館にレッツゴー! 
 いわさきちひろについてはあまり知らない私たちにどんな感動と経験があったのかは、次回のお楽しみに!

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