山王からガヤガヤバーひな壇まで1時間くらい歩いた話
1.最初は山王駅近くの広場から
その日は元々行きたかった公園かつ広場へと足を運ぶ。
以前バスで通りがかったとき、なんて素敵な場所なのだろうと気になっていたのだ。
山王駅から中川運河に向かって徒歩10分ほど。
そこには名古屋駅方面の都会な景色を眺める芝生が広がっていた。
私が訪れた広見憩いの杜は中川運河や中京テレビのビルなどの風景を楽しめる場所。
あるのは芝生とトイレだけ、都会の中にぽつんと存在する貴重な憩いの場だと思う。
忙しい世界から隔離されたような静かなところで心がスカっとする。
気分転換に訪れてぼーっとするのにおすすめだ。
今度はおにぎりでも持参してひなたぼっこしようかと思った。
そこでぐわーっと良い空気を堪能した後にはガヤガヤバーひな壇に行こうと決めている。
さて、アクセス方法をどうしようかと考える。
名鉄の山王駅から名古屋駅に行ってそこから地下鉄でアクセスしようかと思うが、山王駅は各駅停車しか停まらない駅なので運が良ければアクセス良好だが、電車を逃すと次の電車まで大体10分ほど待たなければならない。
退屈はあまり好きじゃないなあと思った私は名古屋市営地下鉄の名城線の東別院駅に行こうかと考える。
しかし、そこに行くのもなんとなく気分が乗らない。
初めて訪れた場所から見慣れている場所に行くのはなんとなくつまらない気がしたので、せっかくなら思いっきり歩こうかなと行動してみた。
2.東別院から上前津、職人の町から商人の町へ
東別院の町々を細かいところまで歩いたことはない。せいぜい大通り沿いを歩いた程度。
東別院は大きなお寺があるからなのか、仏具屋さんが多い。
上前津の南側には仏具屋の商店街があるほど、仏具屋さんが集まっている。
東別院の世界を歩いていると、なんとなく雰囲気を感じる。
古き良き下町な雰囲気だ。職人たちが集まっているような。
東京でいう墨田区みたいな雰囲気だろう。
名古屋にはこういう穏やかな雰囲気が流れているのだろう。
良い雰囲気を味わえたと満足しながら足を進めていく。
上前津近くになると良い雰囲気の喫茶店を見つけた。
名前はクレージュ、昭和の雰囲気を楽しめそうな店だ。
これは弟が好きそうな喫茶店だろう。
弟は昭和の雰囲気が好きな人であり、たまに東京の昭和レトロな喫茶店に訪れたり、家ではレコードを手入れするほど。
いつか訪れてみたい。
弟と一緒に行ってみよかと思う。
どんな雰囲気か実際に楽しんでみたい。
3.新堀川沿いを歩いてガヤガヤバーひな壇へ
上前津から新堀川へと進み、そこから北上。
栄の街を進んでいつも訪れるガヤガヤバーひな壇にたどり着く。
一時間の長い散歩はけっこう疲れた。
やっとたどりついた安堵もあったのか、足にどっと疲れがきた。
一時間の散歩の後のナポリタンはおいしい。
山珈琲のナポリタンはよく食べるけど、味が違う。すごくおいしい。
なんておいしいのだろう。
また長い散歩でもしようかなと思った。
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