恋人のいない私が恋人の聖地に訪れた話in伊自良湖-2
0.前回のあらすじ
恋人のいない自分が恋人の聖地に訪れたら引き寄せの法則で恋人を寄せ付けることができるだろうか。
そんな疑問から気になっている恋人の聖地こと伊自良湖に行ってみることにした私。
前回では早朝に家を出発した後、バスで岐阜駅から岐北厚生病院にたどり着いたのであった。
1.小さなコミュニティバスで伊自良湖へ
私が伊自良湖まで乗ったバスは山県市が運行しているハーバス。
どんなバスだろうかと思って待っているとやってきた。
地域密着型の小さなコミュニティバスであった。
こういうバスに乗るのはあまりないなあと思いながら踏み入れる。
一緒に乗ったのは中年の女性だけ。
しばらく静かにバスに揺られながら山県市の風景を眺めたのだが、段々と寂しさがこみあげてくる。
普段は都会に住んでいるのだが、田舎のバスはこんなに人が少ないのだろうか。
このバスの運転手はほぼ毎日、人が少ないところを運転しているのだろうと想像するとうわーーーー寂しい――と心が悲鳴を上げた。
その後、中年女性は老人ホームに降りていき、車内には運転手と私だけ。
だんだんと孤独感とどうして軽い気持ちで訪れたのだろうと後悔でいっぱいになった。
しかしその寂しさは最終地点である伊自良湖口でぶっ飛ばされることになる。
2.なんかわくわくしそうな入口だー!
伊自良湖口は自然たっぷりなところ。
湖への細い坂道があり、木々が生い茂っている。
その坂道を登っていくと緑一面の土手らしき大きな壁が出てきた。
階段を登った先は……。
湖だー!
なんて美しいところなんだろう。
水面が鏡のようになっていて、あらゆる緑が反射している。
ちょうど朝の8時あたりに着いたのでヒグラシが鳴いていたのもあって最高の瞬間だった。
都会に住んでいるとヒグラシの鳴き声が聞こえない。
とにかく自然たっぷりなところにいかないとヒグラシを楽しめないのだ。
ああ、ありがたい。
美しいヒグラシの鳴き声を聞きながら恋人の聖地のシンボルやらのところへと向かった。
3.さて、飯を食うか
ついたのは早朝の8時、大抵の人は朝ご飯を食べている時間帯だろう。
私はまだ食べてない。
ということで美しい自然と美味しい空気を楽しみながら弁当を味わった。
弁当の中身は炒飯と魚と肉と野菜たっぷりのおかず。
あー、最高!
湖を見ながら食べる朝食ってこんなに美味しいのかと初めての体験を楽しめた。
4.次回予告
伊自良湖で朝食を取った後、ぶらぶらと散策を始めた私。
昔泊まったことがある少年自然の家が今は廃墟になっているとかいろいろと変化があった。
バスの時間まで2時間半、無事に恋人の聖地を楽しめるかどうかは次回のお楽しみに。
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