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千年鯨の旅日記 鳥取砂丘でぶらぶら 後編


0.前回のあらすじ

 GWには珍しいくらい低い気温だった鳥取。
 悪天候の中、鳥取砂丘に向かう。
 最初に訪れたのは砂の美術館で、砂像アーティストを楽しんだのだった。

1.一時間だけの砂の散歩

 鳥取砂丘に足を踏み入れる前に、バス停の時刻表を確認。
 一時間に一本という程度でバスが来る。
 帰りの時間を確認した後、私はさっさと足を踏み入れた。

 鳥取砂丘の入り口はこんな感じ。何かしらの柵がある。
 とりあえず海の方へと足を進める。
 雨がぱらぱらと降っているが、砂丘の砂はさらさらとしている。
 ドロドロとせず、歩きやすい。

 事前に調べていたんだよね。
 鳥取砂丘の砂は水はけがよいとのことで、雨でも楽しめるとのこと。
 わあ、本当にその通りだと楽しみながらさくさくと歩く。

 歩いていると意外と緑なところもある。オアシスである。
 これがオアシスかじっくりと見つめる。
 砂漠の中では貴重なところなんだろうなあ。

 鳥取砂丘には馬の背という大きな丘がある。
 その馬の背をのぼると日本海が見えるのだ。
 丘を登るのは平地を歩くよりも大変だった。
 ズボズボと足が埋まる。

 ああ、これは大変だと苦労しながら登る。
 すると馬の背のてっぺんから、きゃーっと小さな子供たちが駆け下りてくる。
 海外から来た観光客のようだ。
 おいおい、けっこうな高さだぞ、子供たち。怖くないのかよと驚く。
 子供たちは歓声を上げながらだだーっと降りて行った。

 子供たちにとっては大きな砂場なんだろう。
 まあ、砂だからある程度、ダメージは少ないかもしれない。
 すごいなあ、子供たちの好奇心と体力と感心した。

2.バスの時間まで鳥取駅前をぶらぶら

 今日は家に帰る日、ということで鳥取駅前をぶらぶらと歩く。
 GW明けの平日もあるかもしれないが、人が少ない。
 駅前は商店街となっているが、空いているのは百貨店と飲食店数軒、植物の種を売っている店しかない。
 後の店は夜に開く居酒屋などだろう。

 こんなに人が少ないところを歩くのは初めてだ。
 一人でふらふらと歩くのにはちょうどよいかもしれない。
 静かなところだなあと思いながらふらふらとした。

 途中歩いているとゆるキャラに遭遇。
 鳥取には因幡の白兎という伝説がある。それにちなんだのだろう。
 わー、なんて可愛いキャラだと写真をぱちり。

3.姫路まで高速バスに乗る

 バスに乗る前、コンビニですなば珈琲の豆乳飲料を飲む。
 さすが地元のコンビニ、地元ならではの名物が売られている。
 らっきょ入りのカレーおむすびも食べてバスの乗り場に向かう。

 鳥取から姫路までは電車で行けるが、とりあえずバスでも行ってみる。
 およそ2時間、鳥取から岡山、そして姫路へと入る。
 ずっと旅路は雨だったんだけど、岡山に入った瞬間晴れとなる。
 おい、ここでかよ。まじかよと思いながらも晴れてよかったなあと安堵した。

4.次回予告

 鳥取を堪能した私は高速バスで姫路へと移動する。
 姫路駅をぶらぶらと歩いた後、新幹線に乗ったのだった。
 旅の終わりがどうなっていくのかは次回のお楽しみに。

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