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期待/幸福
多くの人間関係での悩みの大半は「期待」であり、そこから執着が生まれ、苦しみをもたらす。
では、なぜ期待をするだろうか?
それは、脳の機能である「記録」の集合体によって形成された「自我」のおしゃべりが求める結果を得ようと努力することが、幸福をもたらすのだという脳の錯覚からだ。
では、本当の幸福とは?
それは、外側の条件には一切なく関係なく、この相対世界を創造した、本源世界に至ることにある。
そこに至る鍵は、どこか遠い場所にあるのではなく、あまりにも当たり前に、身近にありすぎて観えなくさせられていた。
この偏った自我の集合体によって形成された社会構造に巻き込まれ、生来的に持っていた身体の全的感受性を鈍磨させられることで、本質が観えなくさせられていただけなのだ。
空気や大地、太陽、、、そして自分の身体にこそ、その本源世界に至る鍵は宿っている。
源に戻れば良い。
自分のルーツに、還る場所がある。
本源世界に帰一するとき、真の自己を見出して、心は真に安寧な境地を見いだすだろう。
そのとき、期待から生まれる執着は消え去っているだろう。
なぜなら、その時こそ「自我」を超えた真の『自己』を見出す瞬間なのだから。