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ザ・リーサルウェポンズのライブイベントに出演したShinnosukeが、ラジオ番組でこのようすを振り返る!

 11月18日にDARAZ FMで放送された、Shinnosukeのラジオ番組「Pop Life VOL.186」を聴いた。この放送で感じたことを書いてみたい。

●Sarah L-ee『DOWN TOWN』

 まずはSarah L-eeの最新作『DOWN TOWN』について語られた。1975年に発売された、シュガーベイブのオリジナル曲をカバー。その後に発表された、EPOによるカバー・バージョンが広く知れ渡る。Sarah L-eeのバックトラックを担当したShinnosukeは、このEPOのバージョンをトレースした。

 この曲はSarah L-eeのオフィシャルYouTubeチャンネルでMVも公開された。彼女の友人の協力のもと、ロケに赴いて撮影。彼女自ら映像編集も行う。Shinnosukeは、自分は映像制作にまでは手が出せないので、これには感心していると言っていた。映像にはShinnosukeも意見を出しており、素材提供者としても協力。映像の中に登場するTOHOの映画館は、Shinnosukeが『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』を見に行ったときに撮影したもので、冴羽獠も映り込んでいる。
 サウンド面のみならず、ヴィジュアル面でも協力を求められるあたり、ShinnosukeがSarah L-eeから熱い信頼を寄せられていることが伺い知れる。

 Sarah L-eeの『DOWN TOWN』は、Spotifyプレイリスト「キラキラポップ・ジャパン」にもリストインされた。以前、こちらにSarah L-eeの過去作もリストインしていた。また、これ以外の公式プレイリスト「Anime Now」にも『I AM I』がリストインしたことがあり、Spotifyキュレーターからも注目を浴びる存在だ。

Sarah L-ee『DOWN TOWN』


●地獄の国技館バトルロイヤル

 話題は変わって、11月11日に両国国技館で行われた「地獄の国技館バトルロイヤル」を振り返った。この会場へは、Shinnosukeがbuzz★Vibesとして出演して以来の、久々の機会になった。
 ザ・リーサルウェポンズのアイキッドは大のプロレス好き。会場にプロレスのリングを作り、獣神サンダーライガーなどの本物のレスラーを呼んで、対決を交えながら音楽ライブを展開していくという、熱の入った斬新な内容だ。
 accessをオマージュした2人組「あくせく」の岐部昌幸が、アイキッドと親交がある。そこにShinnosukeを加えた3人がショルダーキーボードを持って並び、ショルキー三銃士として登場したそうだ。ザ・リーサルウェポンズと一緒に『マハラジャナイト』という曲をステージで披露した。
 ショルダーキーボードは3人とも、改造してデコレーションが施されたものを使用。Shinnosukeの機材は、よっちーが作ってくれたそうだ。Shinnosukeはリングから降りるとき、その特別仕様の楽器が壊れてしまうほど、派手な転倒をしてしまう。リングに上がるのも、コケるのも初。初めてづくしの経験だったと言いながら、このときの衣装が足を開きにくい縫い合わせになっていたことと、靴のつま先も長くて目測を誤ったことを、ほろ苦い思い出として振り返った。

 今回の放送ではこちらの曲ではなく、『ねこねこヘヴン』をオンエア。このライブには上坂すみれの出番もあり、そこで披露された。
 ザ・リーサルウェポンズが、ボーカルに上坂すみれを招いて発表した楽曲。制作にはShinnosukeも加わっているので、当然、「地獄の国技館バトルロイヤル」へも、この曲で参加するもんだろうと思いきや、「別の曲でお願いします」となったらしい。
 上坂すみれとの共演は一度実現しているそうだし、それよりはショルキー三銃士の頭数をきちんと揃える方がインパクトはあるだろう。
 宇都宮隆もライブでマイクスタンドからバイオリンに持ち替えて、キーボード奏者のnishi-kenまでバイオリンを持ち出し、本職のバイオリン奏者・NAOTOと合わせて、バイオリンが3台並ぶ演出を見せたことがある。
 これが2台だと、そこまで大きくは驚かない。ショルダーキーボードのような、見かける機会があまりない楽器が、何台も揃うインパクトは強い。現場で見ることができた方は幸運だったろう。

ザ・リーサルウェポンズ『ねこねこヘヴン』



●SOUL'd OUTの懐かしい映像

 ARTIMAGEのYouTubeチャンネルでの、SOUL'd OUTの映像の公開についても語られた。過去に新木場Studio Coastで、m-floなどと出演したイベントが映像化された。Shinnosukeの「なんでそんな昔の公開したんでしょうね」という言葉に、筆者も考えを巡らしてみた。m-floのLISAが不在だった期間の楽曲は、各方面からさまざまなアーティストが絡む。ひとまとめに公開するには、調整にやたら時間も手間もかかるのではないだろうか。要望の声はあったが、ようやく公開に至ったのかも知れない。

 Shinnosukeもこの映像を見て、当時を懐かしんだようだ。今回の放送で最後にかける曲は、SOUL'd OUT『Morning』。アルバム『ALIVE』では、Shinnosukeの「ロックっぽいことやりたい」という意向で、ギタリストの葛城哲哉が参加した。そこで勢いのある楽曲を録ったのだが、それとは別にもうひとつ生まれた曲が『Morning』だ。当時、矢沢あいの漫画『NANA』を読んでいたShinnosukeが、夜明けがあって朝で締めるという作中の話に感化され、「アルバムの最後の曲をMorningにした」という話をした。

SOUL'd OUT『Morning』


 Shinnosukeの『Pop Life』は、毎週土曜日23時からDARAZ FMで放送。鳥取県米子市の方はもちろん、ListenRadio(リスラジ)を使えば地域を問わず聴ける。 今回のザ・リーサルウェポンズのライブのようすは、現地に取材に行った記者の記事からも知ることができるが、この番組では別の角度から、出演者目線での話を聴くことができた。Shinnosukeは自ら出演したイベントや、観覧したライブについても話す。こちらも番組の面白みのひとつだ。ぜひチェックしていただきたい。

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音楽ナタリーによるライブレポート

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