1.こんにちは、私の記憶
突然失礼します、こんにちは、ガキンチョの私
こちらアラサーになるヤニカス。きみは思春期真っただ中のガキンチョ
急にこんなことを書き出して過去に問いかけるぐらいには最近昔の情景がよく思い出せない。
そんな自分に焦りを感じて過去日記でも書こうと思った、そして書いてる、んで昔の私に聞いてみようと思った、いろいろと。
時は遡り中学1年生の私。
かつて私は何不自由ない生活を送るただの女の子だった。
ちょっと変わっていたのは
父が大使館のなんかすごい警備だか護衛だかの仕事に任命され、父、母、私、弟の4人で南米に住んでいたり。
大使館関連、つまり何かあった時国際ニュース(笑)に載らないように、ごディーガード兼運転手がいたり。
めちゃでかいマンションにはプールがついてたり、家政婦メイドがいたり、マンション管理室には銃もった人がいたり、修学旅行ではイグアスの滝に行ったり、校庭からは薬莢が見つかってたり、日本人学校も通って年上に日本語教えてたり…ごめんまだ結構あるわ
まあまあそんな感じ。
うちの父は大変、とても、すごーく優秀だったらしく、当時日本人学校の警備及び護衛なんたらもやっていたらしい、へえって感じだ。
「日本人を守るためにここにいる、彼らが危ないときは、俺が盾になる、そういう仕事だ」
そういう仕事なんだ、すごいなあ、誇れちゃうなあ、かっこいい
そう思っていたよねえ。